2005年5月第4週

 先週お知らせした通り、先週は実家のパソコンの調子が悪く(やはりウィルスのせいだったらしく、結局、その後、期限切れになっていたウィルス対策ソフトウェアを更新して対処したんですが)、何も出来ない状態になってしまい、休んでしまいました。すみません。その時にパソコンで開こうとしたデジカメのメモリースティックもおかしくなってしまい、そこに入っていた写真もダメになってしまったようで(現在、メーカーに出して調査中)、ホント、トホホ状態なんです(歴史的なダービーの写真がぁぁぁ!)。

 というわけで、福岡に戻り、気を取り直して、先々週分と2週分、手短にまとめ直して日記形式で発表します! と思ったんですけど、結局また、来週にも続いちゃいます。やはり、ダービーの話が長くなってしまったので、競馬に興味のない人は、飛ばして下さいな。でも、前にも書いたかもしれないけど、演劇人て、競馬好きな人、多いんですよね!

■5月27日(金)

 本来なら、夜の便で神奈川に帰る予定が、翌週、福岡にいない間の授業の打ち合わせや一週間実家に滞在するための準備(着替えとかもほとんど福岡に持って来ているので、一週間旅行に行くようなもんなので)が終わらず、翌日の便に変更する。家に戻って、神奈川行きの準備をしているうちに夜中の2時ぐらいになり、翌日早いこともあって(朝の6時15分に来てもらうようにタクシーを呼んだ)、ずっと起きていようかと韓国のミュージッククリップのDVDを観出すが、眠くなり、結局、寝てしまう。

■5月28日(土)

 睡眠時間2時間ぐらいで起き、タクシーに乗り込み、7時10分福岡発のJAL便で羽田に。羽田から横浜までの京浜急行も、横浜からの相鉄線も空いていて、荷物が多い時はこれからこうしようと思う。金曜夜の混雑している街や車内を、大きなスーツケースをガラガラ引きながら移動するのはホントつらいからね。

 相鉄線さがみ野駅まで妻に車で迎えに来てもらい、家に帰る途中、三男がバスケットの練習(残念ながら、この日は先輩たちの練習試合の応援だった)をしている中学に寄る。体育館の裏側から顔を出すと、突然の訪問に驚いたようだが、すぐ友達に父親が来たと教えたらしく、みんなから挨拶をされる。恥ずかしいので、すぐに退散。

 家に帰ると眠くなり、一眠りしているうちに夜になり、久しぶりの家族5人での夕食の後も、飲み過ぎたのか、疲れが溜まっていたのか、『オールイン』を観ている途中で寝てしまう。

■5月29日(日)

 前から長男と約束していた通り、東京競馬場にダービーを観に行く。オークスは何回も行っているが、ダービー観戦は実に27年ぶり! サクラショウリが勝った時以来。その時、私は、柴田政人騎乗で、その年の弥生賞、皐月賞を勝ったファンタスト(「夢見る人」という、素敵な名前でしょ!)という馬(今でも好きな馬のベストテンに入る馬です)を応援してたんですけどね(距離適正の問題からかダービーは4番人気で、結果は10着。ファンタストは、その後、夏に函館記念で3着した後、腹痛を起こして倒れ、そのまま死んでしまった……癌だった)。ま、それはともかく、この日、家を出たのは朝の6時! えっ、とお思いの方もいるかと思いますが、それでも遅いぐらい。7時に東京競馬場に着いた時には、すでに長蛇の列。いや、長蛇なんて言葉では片付けられないほどの人・人・人。まだ開門前ですよ! 長男が買っておいた前売券を失くしたもんだから、当日券の列に。開門は8時で、結局、我々が競馬場内に入れたのは8時半過ぎ。当然、スタンドの席という席は埋まっていて、それならと、コースのすぐ前に新聞紙を敷いて陣取る(ゴールやスタートの前はもういっぱいで、ゴール手前200メートルの標識のところ。競馬中継のVTRをよく見ると、映っていた!)。しかし、直射日光が当たって、暑い、暑い! 結果として、またしても日に焼けてしまった。

 9時50分からの第1レースが始まる前に、新装なった東京競馬場内を探索。レースを終えた馬や騎手を見ることが出来るホースプレビューや、パソコンを使えるコーナーや“てもみん”まであって、いろいろゆっくり楽しめそう! といっても、メインは競馬を見ることだからなぁ。そういえば、ディープインパクトの像がすでにあったのには驚いた。ま、皐月賞馬だからあってもいいんだけど、もしダービーで、これだけの人気になっていて勝てなかったら、壊されるんじゃないかと、いらぬ心配も。像の写真を撮りながら、長男に、像をバックに一緒の写真を撮ってくれといったが、恥ずかしいからやめてくれと断られる。確かに一緒に撮ってる人はいなかったけど、誰か一人やれば、みんなやり始めると思うんだけどなぁ。

 レースが始まり、暑い日差しの中、コースの前に行く。やっぱり、広い東京コースで馬が一生懸命走ってるのを生で見るのは最高だぁ! あっという間にドドドッと目の前を通り過ぎちゃうんだけどね。馬券の方は1レースから幸先よく当たるが、こういう日は後半ダメになる確率が高いので用心。案の定、午前中はトントンだったが、午後から崩れ始める。

 観客の方も、この日は10レースに組まれている(通常はメインレースは11レース)ダービーが近づくにつれて、どんどん増えてゆき、6レースぐらいになると、我々ももう座っていることは出来なくなって(「混み合うので敷物を敷かないで下さい」と係員も回って来た)、芝コースの外沿いに立つことに。さらに、8レースの馬券を買いに行った時、馬券売り場も通路も、とにかくそこら中、まるで朝のラッシュのような人込みで、一番前のその場所に戻ってくるのに一苦労。こりゃもう、9レースの時にダービーの馬券も買っとかなきゃ戻って来れんぞと思い、まとめて馬券を買い、1時間ぐらい、前で立ったまま、ダービーの発走を待つことに。結局、最終入場者数は14万人だったとかで、実況中継を観た人はわかると思うけど、コースの前はまさに立錐の余地なしで、人の頭で真っ黒だったでしょう! 私が買ったのは、前に書いた通り、ディープインパクトからサンデーサイレンス産駒の6頭へのフォーメーションの3連単馬券、プラス、ディープインパクトからの馬単を少々。インティライミは完全に切った。

 もう、一種異様な雰囲気の東京競馬場。ファンファーレが鳴り、ウォーッとスゴイ歓声が上がり、スタート! その後は、私も繰り返し、家で録画しておいてもらったビデオを観ているが、出遅れたディープインパクトを落ち着いて捌く武豊の巧さと、ディープインパクトの凄さだけが輝いたレースだった。だって、普通なら、あんなに長くいい脚を使った(競馬ファンならわかりますよね?)、インティライミが勝っておかしくないレースですよぉ。もう、まさに「衝撃=インパクト」の一言! 確かに飛んでました、ディープインパクトは! 前週のオークスでは、勝ったと思ったエアメサイアの武豊騎手が、外から強襲したシーザリオに驚いていた様子が、画面ではっきりわかりましたが、今週は、インティライミの佐藤哲三騎手を驚かせましたね、武豊は。結果として、私の馬券ははずれましたが、今でも、目の前で生で観たディープインパクトの衝撃は忘れられません! いや、私の長い競馬人生の中でも、永遠に忘れることはない、であろう、今年のダービーでした。

 帰宅後、乾坤の原稿を書き始めるが、パソコンの調子悪く、すぐ固まってしまう。ワードもおかしい。撮って来たダービー関係の写真の入ったメモリースティックも、パソコンで開けない。どころか、エラーになって、固まってしまう。調べると、ウィルス対策ソフトの期限がとっくに切れていることがわかる。これはヤバイと思い、ひとまず作業を中止。メールとかは大丈夫なのだろうか。いや、迷惑メールから入ってきたんだろうな、新しいウィルスは。それにしても、どうしたらいいのかと悩む。

■5月30日(月)

 大宮校にて2年生の授業。3ヶ月ぶりの大宮。しかし、前日の疲れもあり(あまりの人の多さにあたったのかもしれません)、大宮周辺を探索している元気はなく、新宿で、翌々日の卒業生たちとの飲み会の場所を探して予約し、その後、まっすぐ帰宅。家にて、みんなで夕食。夕食後、パソコンに再チャレンジするが、原因わからず、とりあえず乾坤は一日伸ばしてもらう旨、携帯メールで連絡。

■5月31日(火)

 関内にある横浜校にて2年生の授業。近くの沖縄料理のレストランで横浜校の先生2人と昼食。久しぶりに沖縄そばとタコライス(セットになっていた)を食べる。そういえば、福岡のキャナルシティにタコライスと沖縄そばをミックスした「タコソバ」の店が出来たというニュースを見たけど、今度行ってみよう! どんな味なんだろう?

 翌日の飲み会のことを考えて、横浜でも途中下車せずまっすぐ帰宅し、夕食。やはり、家で家族と話したり、テレビをボケーッと見ながら夕食を取っていると、のんびり出来る。相変わらずパソコンでの原稿書きはダメで、乾坤の更新はあきらめ、携帯でお詫びの短文を送る。その後、ネットからウィルス対策ソフトを更新出来るようにする。あまり詳しくないんだけど、どうなりますことやら。そういえば、福岡で使っているWindows Meは、あまりウィルスの進入はないように思うだけど、実家のWindows XPは、ウィルスに進入されやすいのかなぁ。いえ、別に詳しくはないんですけどね。

【今週は写真はありません】

(2005.6.7)
(つづく)


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