現在、GW(ゴールデンウィーク)の真っ只中ですが、前半は好天に恵まれるといわれていた予想に反して、あまり天気は良くないですね。後半はさらに悪くなるのかな? 去年は、GW期間中一番の人出だという“博多どんたく”をチャリで走り回ってましたが、今年は、三カ月ぶりに神奈川に帰って来ています。
しかし、相変わらず横浜も新宿もすごい人ですねぇ。すっかり福岡の広々とした環境に慣れてきた身としては、なんかこっちに来てまで、ちんちろまいしてます。歩いていて、人にぶつかるんですよ。東京に住んでた頃は、そんなことなかったのに。スッスッ歩いてましたからね。福岡だと、向こうから来る人とかそんなに気にしないで、のんびり歩いていられるんです。東京で人にぶつかる人は、おそらく都会慣れしていない、地方から出て来た人でしょうね。そうだ、GWで、地方から出て来た人も多いから(ガイドとか見ながら歩いている人も確かに多かったです)、よくぶつかったのかもしれませんね。私だけのせいじゃないんだ。それと、やはり空気が違うのか、昨日一日東京にいて家に戻って来たら、喉がいがらっぽくて、出て来た痰もかなり汚れてました。ま、都会ですから、しょうがないと思いますが・・・そうか、福岡の食べ物をおいしく感じるのは、空気の違いで喉とかが汚れてないってこともあるのかもしれませんね。だったら、煙草を吸う人は、本当の味がわからないっていうのもやはりあるんでしょうね。煙草で舌や喉が荒れたら、味覚も鈍くなるでしょうから。一流の料理人は煙草を吸わないっていいますからね。
しかし、久しぶりにこっちに帰って来ると、いろんなことを感じます。街を歩いていて、店や建物の、あれがなくなった、こんなのが出来たんだ、って感じることの多いこと多いこと。常に変化しているのが都会なんですね。田舎は変わりませんから。
さて、先週予想した天皇賞ですが、馬券を買いに、1日の土曜日に東京競馬場に行ってきました。もちろん、東京競馬も開催していて、久しぶりに馬が走る姿を生で見ることが出来て、心が癒されました。いやぁ、馬は美しい! で、前にも書いた通り、やはり、目の前に生の馬がいるパドックを見ることが出来ると、単なる「予想」ではなく、その場での「確信」に変わり、おかげで穴馬券もズバズバ的中することが出来ました! 3連複を4回当て、そのうち1回は万馬券で、馬単も武豊からので9,680円(人気のない馬の時の武豊は高配当の狙い目です!)のを当てました。で、翌日の天皇賞は、やはり生で馬の調子を見ることが出来ず、完敗でした。リンカーン(1番人気・13着)もネオユニヴァース(2番人気・10着)もザッツザプレンティ(3番人気・16着)も撃沈でしたね。きっと調子が良くなかったんでしょう。私と相性の良くない横山典が、見事10番人気のイングランディーレの逃げ切りで優勝してしまいました。相変わらず、買うと来ないし、買わないと来る、という相性です。しかし、チャクラは4着でしたからね。惜しかったです。ワイドで幅広く買っていたので、もし3着だったら取れてたんですが・・・まあ、「たら」「れば」のないのが競馬ですから。とにかく、きちんと当てたいのなら競馬場に行って、馬の直前の気配を見ないとダメですね。馬はデリケートな動物ですから。今度、競馬場に行けるのは、夏の小倉競馬かな。期待してて下さい、って、別にみなさんにお裾分け出来るわけじゃありませんが。
まだGWの途中なんで、いろいろ予定はあるんですが、とりあえず映画は一本観て来ました。『クレヨンしんちゃん・嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』です! 当然、子供と一緒です。去年の11月に福岡にも来た、今年小学6年の三男坊がしんちゃんが大好きで、私はしんちゃんは嫌いだと前から言っていたので遠慮していたようなのですが、本当は一緒に観に行きたかったらしくて、長男は吹奏楽、次男は野球の練習で家にいないため、三男坊と妻とで墓参りに行った帰りに、ちゃんと墓参りをしたご褒美に見せてあげるということになりました。チケットは当然、前から買っていたわけじゃないんですが、新宿の西口の大ガード近くのチケットショップ街で買いました。ロードショーを新宿で観るなら、前売券より安いですから、絶対、あそこで買った方が得ですよ。さらに、あそこは店によって値段も違うし、映画によっても違うので、何軒か回ってよく調べてから買うこと。コツとしては、前売鑑賞券じゃなくて、株主優待券の方が安いので、どこの系列の映画館か調べて、その会社の株主優待券を買うこと。土日でも入れます。
というわけで、大人一人分の値段で二人分のチケットをゲットして、子供の券はないので前売券を買って、三人で『クレヨンしんちゃん』を観ました。これがなんと、なかなか良かったんですよ! なぜ、私がしんちゃんが嫌いだったかというと、大人を馬鹿にしたような言動と下品な行動が嫌いだという単純な理由があったんですが、どうもそれは初めの頃だけだったようで、特に映画版ではしんちゃんが頑張っていて、友情物語があったりして、泣かせるストーリーだという話を聞いたことがあったんですが、今回のも確かに泣かせてくれました。というより、これは実は大人向けなんじゃないかと思わせる、深いものがあったように思うんですよ。タイトルからわかるように、西部劇の映画の中に入ってしまった友だちや春日部の住人たちを助け出す話なんですが(ここにも友情物語があります)、その映画の中の世界にいると、次第に故郷である春日部の記憶を忘れていくというエピソードなんか、福岡に単身赴任して次第になじんできた私なんかドキッとしましたし、西部劇映画をよく観ていた人間にとっては、西部劇に登場する懐かしい顔がパロディでいっぱい出て来て、楽しかったこと! 息子に「これは『荒野の七人』で、あれがユル・ブリンナーで、これがチャールズ・ブロンソンなんだよ」とか「この顔は明らかにリチャード・ウィドマークだよ」とか教えてやりました。といっても、全然わからなかったでしょうが。
ま、そんなわけで、三男坊のおかげで、食わず嫌いだったクレヨンしんちゃんを見直すことが出来て、またひとつ勉強になったGWの前半でした。きっと、福岡に帰ったら、映画版のしんちゃんのビデオを借りて観ることになると思いますよ。子供とのコミュニケーションも広がりますしね。
【今週は写真はありません】
(2004.5.4)