みなさま、いかが夏をお過ごしでしょうか? 残暑お見舞い申し上げます! というわけで、残暑厳しい博多(なんか福岡というよりプライベートだと博多って感じですね、ビジネス的には福岡)での私の夏休みももうすぐ終わります。いやぁ、夏休みがこんなにうれしかったなんて、ほんと高校の時以来かなぁ。で、もうすぐ終わりなのに、やっとかなくちゃいけなかったことや、やっときたかったことがまだたくさん残ってて(これも学生時代の夏休みと同じ)、あわててやっとります。うぅ、あと二日……。
それはそれとして、いろいろ充実した夏休みでしたね。博多で迎える初めての夏、といっても、実は去年も今頃、博多に来てるんですねぇ、8月の第3週。まさかその時には、来年の夏はずっと博多にいることになるだろうなんて思ってもいませんでしたからねぇ。まぁ、来年もどうなるかわかりませんが……。結局、神奈川には帰らずじまいで、一週間の夏休みを博多で過ごすことになったんですが、夏休み初日から、その前日までに済ませておかなくてはいけなかった仕事が残ってしまい、結局、学校に行って仕事してました。で、翌日は天気も良くなったので、部屋の掃除や整理やら洗濯やらして、その後、図書館に行って一日つぶれてしまい、終戦記念日の15日になって、ようやく時間が出来たので、行ってきましたよ、キャナルシティに映画を観に!
キャナルシティにはAMCというシネマコンプレックスの13の映画館があるんですが、前に話した従業員教育用のビデオのアテレコの仕事でもらったゲストパスを使って、まずはあの映画を観て来てしまいました! そう、『踊る大捜査線2』(正式名は長いので省略)! いや、ほんとはまだ『マトリックス〜』も『チャーリーズ〜』も『ターミネーター3』も観てないもんで、そのどれかにしようと思ってたんですが、やはりホビロン食堂の常連客だったら観なくちゃね、じんぼさん。3月の日記の裏話、楽しく読み返してます。しかし、知り合いに『踊る大捜査線2』観たといったら意外な顔されましたね。でも、実は私、テレビ版の『踊る大捜査線』第一回から観ていて、ずっとファンだったんですよ。サントラもすぐ買っちゃってましたし。で、映画ですが、確かにスケールはでかくなってるし、金かけてるし、いっぱいいっぱい人は出てるし、観てて全然飽きなかったんですが、私はやっぱりテレビ版の方が好きですね。まぁいろいろありますが、欲をいえば、もっと所轄の人間ひとりひとりを大事に描いて欲しかったなって感じです。ま、映画だからしょうがないんでしょうけど。評価は★★★かな。
さて、先に映画の話をしちゃうと、もう一本、どうせ学校始まったらまた行く時間がなくなるだろうと思って観に行っちゃったのが、『英雄〜HERO』! 何しろチャン・イーモウでトニーとマギーにジェット・リーで、クリストファー・ドイル(撮影)でフェイ・ウォン(主題歌)でしょ! 他にもチン・シウトン(アクション監督)にワダエミ(衣装)! これはもう観るっきゃないって感じだったんですが、いやぁ、笑っちゃうほどすごかったですねぇ! 「え、あの映画で笑えるの?」と思ってる人、いや、もうすご過ぎて笑えますよ! 何しろ、ものすごい×××××××××のに、全然×××××んだもん! ××××という技も笑えますよ、あれは! 昔、『英雄』ならぬ『大英雄』(私はこっちの方が好き!)という、これまたすごい出演者のおバカ映画があったんですが、ひょっとしてそのパロディかと思っちゃいましたもん! でも、かわいくて怖い大好きなチャン・ツィイーも出てるし(『グリーン・デスティニー』でのミシェル・ヨーに続くマギーとの対決! 次の相手は誰かな?)、後半は話に名前しか出て来ないドニー・イェンがかわいそうだし、フォ・ティンシャオとイー・ツェンツォウの美術が圧倒的に素晴らしいので、★★★☆。もう少しそれぞれの背景がきちんと描かれていたら(見せ場はアクションシーンだし、ああいう作り方だから仕方がないのかもしれないけど)、☆もう一個で★★★★だったんだけどなぁ。やっぱチャン・イーモウは『初恋のきた道』でしょ!
映画を観に行った谷間の17日には、待望の小倉競馬場にも行ってきました! 小倉駅前も9年前に北九州演劇祭で来た時とはガラッと変わっちゃって、その時、1階の駅前にあった祇園太鼓の銅像の前で客寄せのパフォーマンスをしたんですが、その銅像も2階に移っちゃって、何しろ駅舎がすごいビルになっていて、もうビックリ! モノレールも駅から直接乗れるようになっていて、小倉駅から約20分で小倉競馬場に着きました。その小倉競馬場も昔来た時とは打って変わってきれいになっちゃって、小さくてかわいい競馬場というイメージはなくなっちゃいましたね。夏休みということもあるのか、親子連れやアベックもたくさん来てましたよ。結果の方は、前半こそダメだったんですが、9Rで勝った武幸四郎君をウィナーズサークルでお祝いしてあげた時に「また会おう!」なんていっちゃったもんだから、メインの11Rの小倉記念、武君のロサード(4番人気)から買うことにして(パドックでもいい感じだったんで)、初めて馬単(2頭の馬を1着→2着とその通りに当てる ※馬連は1着2着が逆でもいい)を買ったんですが、見事、武君は期待に応えてくれました! ゴール前はクビ差の接戦で思わず「幸四郎〜!」と叫んじゃいましたもん。いやぁ、彼とは相性いいみたいですね。いるんですよ、相性の悪い騎手が。買うと来ないし、買わないと来るっていうのが。私の場合、横山典弘騎手と武豊騎手は鬼門です。これからは幸四郎君、応援しようっと! 小倉競馬場ではなんかのキャンペーンもやっていて、フリージングタンブラーとかいうのも当たっちゃうし、楽しい時間が過ごせました。帰りには小倉駅の近くで、昔来た時に食べておいしかった灰殻亭の幻のソースかつ丼というのも食べて、御機嫌で帰って来ました。小倉には、8月11日に北九州芸術劇場もオープンしたし、餃子の店が集結している“餃子の小径”というのがあるリバーウォーク北九州もあるので、いずれまたゆっくり行きたいと思っています。懐かしい門司港にも行ってみたいなぁ。そうしたらまた報告しますね!
ただ、ひとつ気になったのが、小倉駅前の商店街を歩いていたら、明らかにその筋という感じのお兄さんに、一人には会釈されて、一人にはジロジロ見られて、なんだよと思って歩いていたら、さらにまた一人に頭下げられて、ゾクゾクしてしまいました。私は白いTシャツに韓服のベストを着ていたんですけどね。小倉には私に似ているその筋の人がいるんでしょうか。でも、もし人まちがいで抗争に巻き込まれたりしたら……なんかドラマに出来そうですね。ほんとになったら怖いけど。
(2003.8.19)