2002年8月第2週

 暑い日が続き、世間はお盆休みに入っているようですが、こんな因果な商売やってると、ほとんど休みらしい休みはありません。ま、人並みな休みが欲しいなんて思ったらバチが当たりますが……でも、来週、世間のお盆休みが終わった頃に、ちょっと伊豆に行って来ます、ルンルン。

 伊豆といえば、かつてUFOに遭遇して今は亡きウィシャバダバの11PM(わかる人は30代後半以上かな?)にも出てしまったといういわくつきの場所、っていうか父方の田舎でもあるんですけど。まぁ、アジア征服というより宇宙征服的なUFOの話はいずれまたお話するとして、伊豆行きが終わったら9月公演『啼く月に思ふ』の稽古がベタで入っているので、たった一泊ですけど伊豆ではのんびりしてこようと思ってます。

 その9月公演はすでに何度も伝えているように、5月の韓国公演の凱旋公演なんですが、少しキャストも変わったので、その顔合わせを先日行いました。日本で昨年9月に行った公演(タイニイアリスでのアリスフェスティバル2001参加公演)をかなり書き直して韓国公演版を作ったのですが、韓国公演には参加した椿組の鳥居しのぶが9月の凱旋公演には出れず、またアリフェスと韓国公演に出てくれた疼生玩具こと野口藍子も出れなくなったため、新たに二人の女優さんに参加してもらうことになりました。一人は月光舎の『眠れぬ夜のアリス』の再々演で主役の麻耶を演じ、私がシアターバロックに書き下ろした『東京森林』(月光舎でも上演予定あり)にも出演した山下ともちです。シアターバロックを辞めた後、『女優・杏子』や『母の告白』とかのテレビにも出てたので、知ってる人もいるかもしれませんね。もう一人は、某声優養成学院の卒業生で月光舎の華宮章と同期の花巻出身の照井祐子です。私のかつての教え子で、在学中からいいセンスを持ってるなぁとは思っていたのですが、彼女も昨年ずっと所属していた劇団を辞め、フリーになっていたので念願叶って月光舎初登場となったわけです。その女優二人に、月光舎ではおなじみの中原智仁(彼とは渋谷ジァンジァンで上演した『毛皮のマリー』からですから長い付き合いです)が、例によって華やかな女装姿で参加してくれます。中原は『啼く月〜』のアクション指導も初演からずっとやってくれてるんですが、今回は自分自身で待望の“闘うドラッグクイーン”を演じてくれそうです。本格的な稽古は22日からなので、進行状況はまた報告しますね。

 さて先週は、前にもちょっと話した、韓国出身の美形ニューハーフのはるみさんに取材したり、ニューハーフのAVの撮影現場の取材をしたりと、ニューハーフ関連の話題が多かったのですが、それについては9月中旬発売の『シーメール白書』を見ていただきたいと思います(っていっても普通の書店じゃなかなか売ってないでしょうけど)。その『シーメール白書』の連載では、アダルトグッズ(いわゆる大人のオモチャってやつです)の紹介も担当しているんですが、そんなこんなで最近やたらアダルトグッズに詳しくなってしまってる私です、ウフッ。しかし、最近のはなかなかオシャレだし、おもしろいものもいっぱいあるんですよ、旦那! いや、お嬢さんでもいいけど。でも、ここじゃ紹介出来ないよなぁ、ねぇ神保さん……興味のある方は……どうしよう? ま、それはともかく、先週末には大阪と福岡にも行って来たので、その話は次回にでも。ただし、大阪はほとんど素通り状態で街には繰り出せなかったので、メインは福岡たい!

(8.13.2002)

(つづく)


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