いよいよ韓国行きまであと2週間。稽古も追い込みって感じですが、同時にいろいろやることが増え、先週より生活の中での韓国に関する割合も確実に増えています。9割ぐらいになってるかな。同時にハングルの勉強(というか、必要に迫られてやってるのですが。もちろん楽しみながらですけど)も急速に進んでいて、自分でも驚くぐらいの成長ぶり。といってもまだまだですけどね。その一番の要因は、半年ほど前からハングルで文章や手紙(といってもメールですが)を書き出したことだと思っています。向こうの人とやりとりするのにFAXやメールを使うわけですが、その文章をいちいち翻訳者の人に頼んでいるわけにもいかないので、自分で書くわけです。そのためにハングルを入力出来るソフト(辞書機能や発音カナ表示機能も付いている優れもの)を買い、インターネットの翻訳サイト(高電社のJ−sever)に申し込んで会員にもなりました。で、最初に日本語の文章を入力して翻訳し、次にそのハングルをもう一度再入力(コピーも出来ます)して日本語に訳し、おかしいと思ったところは辞書で調べて直していく、と。
ハングルの入力も最初の頃はキー配列表示を見ながらだったので、ものすごい時間がかかっていたんですが、最近はそんなものも見ないでスイスイ入力出来るようになりました(ハングル入力は使うキーも18個だけなんで覚えちゃえば簡単!)。しかも、その時に発音を声に出しながら入力するんですよ。「イ、ヤ、ギ、ヌン」とか「ハン、ダ」とかね。今から30年近く前、初めてワープロ入力作業を覚え始めた頃を思い出しちゃいましたけどね。
そうやって、向こうとのやりとりの文やメールを入力したり、韓国で買ってきた映画雑誌の記事を訳したりしているうちに、読み方はもちろん、単語も覚えていくわけです。あとは韓国映画をたくさん見て、ネイティヴな発音(ちょっとハングルがわかってくると、発音がいかに大切かということもわかってきます。何しろ日本語にない発音が多いので)に触れるんです。
実はハングルの勉強は2年前から始めたんですが、最初の1年半はなかなか覚えられない、っていうか頭の中に入って来なかったんです。NHKのハングル講座も見たり聞いたりしてましたけどね。それが嘘のようなここ半年の吸収ぶりは、このやり方のおかげだと思いますよ。もちろん、その間何回か韓国に行って直接会話をしていることもあるとは思いますが。それぞれ勉強の仕方はあると思いますが、「私はこうしてハングルを覚えていった!」の巻でした。
さて、現在稽古中の月光舎韓国公演『ウヌン タレ マウム』ですが、ソウルではハングルで公演をすることにしました! 「えっ、みんなハングル出来るの?」「発音がおかしいと変なんじゃない」とおっしゃる方もいると思いますが、それはその通り。日本語のヘタな外人が日本語の舞台を日本でやるようなもんですからね。でも、御心配なく。『ウヌン タレ マウム』に出てくる台詞は、みなブロークンイングリッシュのようなもので、助詞や接続詞、副詞とかがないんです。つまり「ワタシ、ココ、イル」とか「ムコウ、イク、ヤスム」とかです。日本語でも一字一字はっきりいうようにしゃべればいいんですから、ハングルでも「チョ、ヨギ、イッタ」とか「チョチョク、カダ、シーダ」とはっきりいえばいいわけです。しかも初演の時よりかなり台詞は削りました。無言劇のような印象になっていると思います。このハングル・バージョンは9月に横浜で凱旋公演をする時にも、一回やりたいと思っています。ソウルに観に来れない人は(って、ほとんどそうでしょうが)、ぜひ横浜に足をお運び下さい!
というわけで、まだまだ韓国の話は続きます。だって、生活の他の一割はほとんど食べて飲んで○○して寝て、移動しているだけなんだもん。あ、今週は芝居一本観に行くし、大阪から姪っ子が初めて我が家に来るんだ! 世間はゴールデン・ウィーク。韓国も5月5日は子供の日ですよ。
(4.30.2002)
(つづく)