大変だ、大変だ! 明日から、というよりあと4時間後には韓国行きだというのに、やらなきゃいけないことがまだまだ残ってる……うぅっ、これも今週、いや先週か、韓国行きの準備の時間も考えずに芝居を観まくってたせいなんだ。もちろんそれだけじゃないけど。それでもどうしても行けなかった芝居もいくつかあるし、関係者の方、ごめんなさいね。ほんと、忙しい時に限っていろんなことが集中するんだよね。芝居も重なるし。
そうそう、やっとこさ韓国公演のポスターとチラシも出来上がりました。ポスターは韓国の街中にペタペタペタと張る定番の大きさのB3で、チラシもA5と小さめ。でも、要は情報が伝わればいいってわけで、ある意味合理的かも。チラシの裏には、韓国では学校の先生たちとかがよく読んでて、かなり有名だという(職安通りの韓国料理屋の兄ちゃんが教えてくれたんだけど)『詩文学』という雑誌に書かれた私の紹介文が載ってます。写真は前にも書いた、私が撮った月光舎女優陣たちのヌード、といっても韓国では表向きはバストトップも見せちゃいけないので、ちゃんと隠しとります。9月の凱旋公演のチラシやポスターはどうなるかわからないから、この韓国公演のフライヤーはいろいろな意味で貴重ですね。枚数も少ないし。韓国ではチラシも日本みたいに何万枚も刷らないみたい。だいたい公演はロングランが多いから、新聞や雑誌の記事や口コミが一番の情報になるようですね。月光舎の公演は三日間だけだけど、前日にマスコミ向けのプレビューとワークショップをやって、すぐ記事を書いてもらうことになってます。怖いけど、楽しみです。初日には観客参加のシンポジウムもやります。単に日韓交流というだけじゃなく、その日の公演について語り合うのは日本でも必要だと思うんですけどね。やってる劇団もありますよね。ま、劇場にもよるんでしょうけど。
ワークショップといえば、先日、日本演出者協会が主催して行ったフィリピン・エディケーショナルシアター・アソシエイション(通称PETA)のジャック・ヤブット氏のワークショップを見学してきました。四谷三丁目の文学座の稽古場で行われ、参加者は15名でした。フィリピンの歌を歌ったり、ボール遊びを取り入れた楽しいウォーミングアップを経て始まったワークショップで、一番重要視されていたのは、「コミュニケーション」ということでした。実はウォーミングアップもすべてそれに通じていて、後半に行われた、自分の性格や相手の印象をひらがなの音や言葉で表現したり、相手になりきって相手を紹介したりすることにつながっていたんです。言葉もしゃべれない子供を見てもわかるように、コミュニケーションの原点は「一緒に遊ぶ」ことですもんね。もちろん、コミュニケーションをとるということは、教育の一環としても重要だし、演劇的にも表現(演技)をする上で重要な要素ではありますが、さらに私は、日韓文化交流のことが頭にあるからかもしれませんが、相手を知らなくてはコミュニケーションも生まれない、そしてそれは、人と人から国と国へと広がっていくものなんだ、と感じました。
う〜ん、なんか今回はマジメにまとまってしまいましたが、いろいろ楽しい芝居の話も書きたかったんだけどなぁ。ク・ナウカ久々の言動一致劇『生きてゐる小平次』の美加理を観て、なぜか20年前(そう20年なんですよね、もう)の『聖ミカエラ学園漂流記』の初演を思い出してしまったこととか……でも、ま、とりあえずソウルに情宣に行ってきます! 帰ってきたら、またよろしく。
(3.31.2002)
(つづく)