なんなんだ、この寒さは! っていきなり怒ってますが、まったく、先週「いやぁ、暖かくなってきましたねぇ」と書いたらこれだもん、怒りたくもなるさ、プンプン! そんな寒さに震えながら、先週は、今東京で公開してる韓国映画2本と、やっとこさ『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』を観て来ました。
『ヘドウィグ〜』は、いやぁ楽しかったなぁ! さっそくサントラCD買って来て一緒に歌っちゃってるし……えっ、金曜の最終回にはカラオケナイトで一緒に歌えるの? でも、金曜の夜といっても7時15分の回だから健全だね。どうせならレイト、いやナイトショーでやりゃいいのに。まぁ何とか時間作って行こうっと、ルンルン。黄色いヘドヘッド被って、そりゃもう大騒ぎさ! え、4月は『ウヌン タレ マウム』の稽古? だからナイトショーにしてくれりゃ、稽古終わって行けるのにぃ! それにしても気になったのは、若い観客たちがみんな結構静かに、真剣に観てるんだよね。確かに内容は深いものがあるけど、そんなストーリーばかり追うような観方しないで、もっと楽しんで観りゃいいのに、と思いましたね、私は。
韓国映画の2本は『青春』と『美人』、といっても日本公開名は『プライベートレッスン青い体験』と『寵愛』。『寵愛』はともかく、もう一本の方はあんまりです、シクシク。いわゆるコリアンエロス風な売り方なんだろうけど、立派な青春映画だし、セックスシーンだってそれほど過激ってわけじゃないし(題名に引かれて観に来たのであろうオッチャンたちが途中で何人も席を立っていきました)、必ずや日本でもブレイクするであろう(出演作をもっと公開してくれたらの話だけど)、ペ・ドゥナちゃんがかわいさ満開で出演しているっていうのに! 『寵愛』の方は、二人芝居で出来そうな感じの魅力的な話で、映像や音楽もきれいなんだけど、主役の二人の演技がどうも……ね。ま、新人だから仕方ないか。でも、女性に人気があるみたいで、映画館には女性専用シートもありました。
さて映画だけじゃなく、舞台も観ましたよ! しかも今年の私のお気に入りベスト10に必ず入るであろう作品、それは演劇実験室◎万有引力の『柳生一族の陰毛』いや『野球一族の陰謀』(これホント……って月光舎の掲示板と同じこと書いてスミマセン)。あの、あの万有引力がですよ、「うらめしや〜、なら表はコンビニ」なんてこといったり、ピンクレディーの歌がガンガンかかったり、根本っちゃんがクダラネー(いや、考えてる考えてる)分身の術を使ったり、恵篤が薄くなった頭をブラシでポンポン叩きながら登場したり、とても書ききれないムチャクチャ楽しくてクダラネー、ギャグとダジャレのオンパレード! それをまたみんなが楽しそうにやってんだな、これが! 私は大好きです! 寺山修司の衣鉢を継いでいる万有引力のイメージを追い求めている人の中には憤慨している人もいたようだけど(終わってムスッとしてる顔の人が多かったけど、あれはどんな顔していいかわからなかったんじゃないかな。私なんかニコニコしっ放しでしたが)、こういうのも出来ちゃうところが万有のすごさなんだと思いますよ。特にラスト、こういう芝居だからカーテンコールがあるのかとも思ったけど、いつも通り完全暗転になってゆっくり客電が点くと、舞台に誰もいないのには、大笑いしてしまいました、ハハハハ。
というわけで今週も、ソウルに行く前に何本か芝居観なくっちゃと。
(3.26.2002)
(つづく)