2007年7月第1週


毎日シーンが固まって行くのに台本が追いつかない。

アンのパフフォーマンス作りの場合…
・コンセプトをたたき台本として俳優に渡す。
・俳優と考えてシーンをつくる。
・レジュメに沿ってそのシーンを再構成する。
・台本に落とす。
・物語を埋めるために必要なシーンを作り、つないで、
・さらに台本を構成し直す。

ヨンホが来日して、本当に安心した。ありがたいような美男子、踊りのテクニックも確か。何より何故踊るのか?演技するのか。世界をどう見極めて表現に関わるか?そして人生の楽しみ方も、人生との格闘のし方も、「俳優」そのままの人。

海を越えて、こういう人と巡り会いたかった。すとんと落ちて来た人脈への責任。ヨンホの向こうにいるたくさんの大切な友人のために、毎日、どこか鬼になりながら、芝居を作っています。

(みずき)

☆明樹由佳的 怒濤

明樹由佳

日々の日記のように、何日、と書こうと思ったら、さっぱり覚えていない。怒涛の日々。

2日から昼夜稽古に入り、3日に、韓国キャストのヨンホさんが来日。あまりに今回のキャラにぴったりの人が来た(容姿、実力、志)ので、ああ、無理して(経済的にね、じんぼさん)よんでよかったと、感動すら覚える。

ヨンホは、昨年まで韓国から演劇留学していた照明家、ユゥさんが「アンにぴったりだから。」と紹介してくれた。まさに、まさに。

3日は軽く紹介をして、4日からシーンを作り始めた。台本は英訳してあったが、アプローチの仕方を計ったり、イメージが上手く伝わるように、しっかりと話しながら、稽古はゆっくりと、しかし確実に進む。

あかねちゃんとヨンホのラブシーン、私とヨンホの出会いのシーン。テヨの音楽を足がかりに、インプロを繰り返し、動きのネタを拾い、気持ちの流れを拾い、設定を足して流れを、そのシーンの求めるところに落とし込む。ヨンホのいる「旅行者」という劇団も、こうやって作っていくそうだ。

只今、ガガガとシーンが立ち上がっているところ。面白い。いける!と思う実感を持てるのは、今回は早い。

(ゆか)

☆立花あかね的 浮足

立花あかね

劇団旅行者〈ヨハンジャ〉の Kwon YoungHo が、韓国よりいよいよ来日した。来日する日の稽古場は、なんとなく落ち着かない雰囲気。成田に迎えに行った由佳さんがヨンホさんを稽古場に連れてきて「さぁ!皆さま!!!王子さまがいらっしゃいましたわよ〜」とコテコテに紹介。女性キャストたちもイロメキ立つ。

台本の構成の全体像が少しずつ見えてきている。あと3週間ぐらいか…。

今週はDJ.TEYOも来日。とにかくウカウカしていられない…。

制作的には…、とにかくチケットが売れてほしい!ぜひ一人でも多くの方に見て頂きたい!!!

(あかね)

☆清木場直子的 ・・・

清木場直子

制作的なことで大きなミス。これは、結構痛い。1日も早く役者のことだけで済むように(とはいっても公演が終わるまで制作もついてまわりますが)手分けして作業を進めていたのに! 住所シール作りの名簿のコピーミスで約160名の方が手書き住所となる。トホホ。みんなに迷惑をかけてしまった。

稽古は、水木さんが不在の中、由佳さんがリードしながら手探りなものが続いて不安であったが、いよいよ水木さん復帰。不安の中身が、変わってくる。

さて、衣装の自前洋服持ち寄りがありました。完敗です。こうなってあまりにも洋服を持ってない自分が悲しくなる。そしてほんの少し、芝居をやってることに疑問を感じたりしてしまうのだ!

それどころではない。すぐに韓国から俳優が来日してくる。気を引き締めなければならぬ。

(きよ)

・*・*・*・*・

(2007.7.20)

あと2週間(14日)となりました。ヨンホさん、一見の価値ありや? 新しく届いたきよこばさんの日記は前回と同じみたいな・・・、そんな感じがてんぱってる雰囲気を伝えているのであえて掲載。(じんぼ)

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