2007年6月第5週


25日(月)
加藤健一事務所公演「コミックポテンシャル」の宣伝用写真撮影!!もう次が始まる! 話題はガジラの「かげろう人」に。本当に評判が良くびっくりだ。いや作品のことではなく、これほどの硬派の芝居がこれほど待たれていたってことに。そういえば共演する蟹江一平君のお父様、蟹江敬三氏とは「絶対零度」というこれまた鐘下ワールド炸裂の芝居でご一緒したなあ…。息子さんとはハートウォームなSF、近未来ファンタジーだ。

台本頂く。字が大きくて嬉しい。余裕を持って楽屋入り。今日も泣き叫び。また、あまりの恐怖に具合の悪くなるお客様が出た。

26日(火)
非戦を選ぶ演劇人の会のピースリーディングの台本「9条は守りたいのに口ベタなあなたへ…」 永井愛さんの愛さんらしい、暖かでユーモラスな視線で書かれた傑作。とてもわかりやすい。「近代立憲主義」か…。もうすぐ非戦のサイトにアップしますので読んで下さい。

新宿で少しぶらついてから楽屋入り。夏の洋服が欲しい。しかし、アンでは韓国から2人も客演を呼んでいる。自腹だ!自腹だ! でもまずお隣の国と一緒にモノを作って、理解を深めるのが私たちが出来る平和への貢献だわ!

27日(水)
これでもかというすし詰めの客席で、無事に千秋楽。前評判も高かったけど、これだけうなぎ上りに当日券の動員が増えるってことはやはり口コミでしょう? なのに、一行レビューとかのインターネットにあまり載っていないの。若いお客さんが多いのに、不思議な現象。

とにかく終わったときには本当にほっとして、気を失いそうだった。普通、科白は間違っても死なないけど、ガジラの場合は一個タイミングをなくすと、命に関わることになる。オーバーじゃないよ。

打ち上げ、早くから打ち上がりすぎて、しかも、アンの台本のことが気がかりで、その日のうちに帰ってしまった。もったいない!

28日(木)
「非戦を選ぶ演劇人の会」リハーサル。抱腹絶倒! 本当に楽しい。プロ中のプロの人たちの集まりだ。稽古は瞬く間に進化する。夕方終了。帰って台本。

29日(金)
昼。ほとんど寝ないで非戦の稽古場へ。もっと寝ていない渡辺えり子さん登場。私は主役の根岸季衣さん、渡辺えり子さんと麻丘めぐみさんと絡む。ああ、中学校の時、影響受けて買った黄色いワンピース。「麻丘めぐみン如たる」と言われて嬉しかったっけ。

夕方。雨の中移動して、東北沢へアンの稽古。ごめんね整理がついていない。練習の成果が嬉しいし、心強い。いいものつくりますからっ! 産みの苦しみってホントに苦しい。

30日(土)
「オセロー」のスタッフさん、「かげろう人」のスタッフさん。昔から知り合いのスタッフさん。ホットスカイのメンバー。旧友。たくさんお久しぶりの挨拶をしながら楽屋入り。リハ後本番。すごく面白い試みだった。リーディングではありながら、私たちがよく言う「半立ち稽古」の本気バージョン。演じながら確実に知識を増やして行く。私が成長して行く。テクニックも盗ませていただき、ちょっとした挑戦もしている。満員のお客様。今回も若いパワーに支えられました。ありがとう。

7月1日(日)
あんのチケット前売り開始!! ああ!心配です! こもって台本のはずが、ウェブ関係の整理、英訳のチェック等に追われて、あせる。ほとんど手を付けられない状況だった。半泣きで過ごした。本気で制作さんを捜さないと…。こんなハイリスクの劇団に誰が来てくれようか? くよくよ悩む。

(みずき)

☆明樹由佳的 雪辱

明樹由佳

あ〜!原稿忘れてた。まったく忘れてた。ピースリーディングに奔走した、一週間でした。

6月30日は、非戦を選ぶ演劇人の会のピースリーディング。今回は永井愛さんの書き下ろしで、芝居仕立てのリーディング。ほとんど、芝居でしたね。28,29日と稽古をして本番。役者としても出させていただきましたが、制作のお手伝いをしていて、いっぱいいっぱいでした。あまりに背中が詰まって、昼間こっそりお酒を飲みました。・・・。

無事終了いたしましたが、それからずっとへこんでます。私は自慢ではありませんが、ほとんどへこみません。切り替え早いんで。しかし!ほんと、許せない言い間違いを・・・リーディングで。自分が許せないよお。“言葉”が大切なのに・・・。いや、間違いじゃないな。間違いにいたる、自分の立ち方に失敗したというか。悔しいよお。

水木さんがガジラから稽古場に戻って、稽古の密度がぐっと上がりました。テーマは一緒ね。リーディングの雪辱はアンの舞台で!!!いやいや。

3日、韓国から、今回出演いただく、「劇団 旅行者」(ヨハンンジャ)のヨンホさんがいらっしゃいます。

(ゆか)

☆立花あかね的 駆抜

立花あかね

いよいよ!『御母堂伝説 Waiting for GOBODOT』7/1(日)に チケット発売 となりました!チケットのお取り扱いは…

イープラスでご予約!(PC&携帯)
★コマンドエヌにお電話!→03-3366-6786(13時〜18時/日・月・祝休)
HPからご予約!

何卒!何卒!よろしくお願いいたします。と、宣伝から入らせていただきました。大変失礼いたしました!

さてさて稽古の方ですが、水木さんが、ガジラ『かげろふ人』(見て参りました!役者さんたちのその場で起きている“間合い”に感動!!!)を終え、アン に復帰。来週から稽古づくしの毎日。連日昼夜稽古で、休みは3日間です!駆け抜けますぞー。

そしてそして来週は、キャストの劇団 旅行者<Yuhangza>・Kwon YoungHoとDJ.TEYOが韓国より来日します!緊張します。楽しみです。

客演の清田直子ちゃんが韓国語が堪能なので、「韓国語講座」を開いてもらいました。アンニョンハセヨー。ネイルカンナヨー。ケンチャナヨー。チャンマンカンッ! ただいま、少しずつ単語を覚えております。

(あかね)

☆清木場直子的 引締

清木場直子

制作的なことで大きなミス。これは、結構痛い。1日も早く役者のことだけで済むように(とはいっても公演が終わるまで制作もついてまわりますが)手分けして作業を進めていたのに! 住所シール作りの名簿のコピーミスで約160名の方が手書き住所となる。トホホ。みんなに迷惑をかけてしまった。

稽古は、水木さんが不在の中、由佳さんがリードしながら手探りなものが続いて不安であったが、いよいよ水木さん復帰。不安の中身が、変わってくる。

さて、衣装の自前洋服持ち寄りがありました。完敗です。こうなってあまりにも洋服を持ってない自分が悲しくなる。そしてほんの少し、芝居をやってることに疑問を感じたりしてしまうのだ!

それどころではない。すぐに韓国から俳優が来日してくる。気を引き締めなければならぬ。

(きよ)

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(2007.7.3)

あと一ヶ月なのですね>アン本公演。いつものように、いろんなコトが起きるんでしょうね。どきどき。制作が弱体で、主宰がチャレンジャーの小劇場劇団の右往左往の修羅場レポートをお楽しみください、けけけっ・・・あたしゃ悪魔か?(じんぼ)

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