2007年6月第4週


ガジラたけなわ。アンと両立の余裕がなく。台本はじりじり…。アンのたたき台本は実際に動きながら作り、最終的に構成するので、稽古場にいないという事は非常に都合悪い。

彼女ならばこう動く、と想像しながら…勢い親しい人把握しやすい人に重心が集まる。新鮮じゃなくなる。こりゃいかん。

ところで、ガジラ公演、かつてない程の好評で、べたべたに褒めていただき、ありがたいです。怪我しない、させない、鈍らない事にほとんどの精神が行っていて、それが役にのめり込む事とまんまリンクしている。不思議な芝居。役になり切る。のではなく、役を演じる肉体になり切る。頭はフルに自分の五感へ。心はすっかり役に空け渡している。不思議だ。私は直接役を演じていない。

(みずき)

☆明樹由佳的 強協力

明樹由佳

18日
アン、夜稽古。蓉崇さんに来て頂き、中国武術の振り付けをしてもらう。短いものだが、去年からコツコツ通っているから、サマになってくるのも早い。去年の私やきよさんの“ていたらく”なんてさっ!

19日
休み。友人が、子供連れでやってくる。娘孝行日。

20日
都立高校にジェストダンスを教えに。チラシ配らせていただく。見に来てねん。

21日
きよさんと、DM作業。

22日
DM作業。終わらず。

23日
午前、ジェストダンスWS。7月は稽古でお休み。昼夜、アン稽古。今回HOTSKYの主宰、釘本光さんに、演出助手についてもらっている。光ちゃんに芝居をチェックしてもらい、多田ちゃんに振りを覚えてもらい、まどかに振り写しアンド踊り込みをしてもらい、はっち(蜂須さん)に歌みてもらい、清田さんに韓国語の翻訳アンドレッスンをしてもらい…。強力メンバーですな。

(ゆか)

☆立花あかね的 斜構

立花あかね

今週も水木さんガジラ中のため、もくもくと振付け&自主稽古。武術指導の蓉崇さんに来て頂き、ある曲のある振付けに中国武術のエッセンスを取り入れて頂く。

今回、客演で出て頂く女性キャストは、6名。アンメンバーはもちろん、6名の方皆さんにも、蓉先生の教えていらっしゃる中国武術の稽古に行ってもらっていた。私も、約半年ぐらいだろうか…通いました。しかし、「ものになった」と言えるようになるまでは、数年かかるのだろう…。

ともかく!!!

アンの稽古に蓉先生に来て頂き、振付けに中国武術のエッセンスを取り入れて頂いたわけである。私にも振りが付いた。この2エイト分ぐらいの振りをもくもくと1ヶ月練習し、何とか見れるものにしなければ。

ところで、中国武術の形を練習するときに、なぜか知らないが自然に顔が真剣になり、ちょっと斜に構えた表情になってしまう。水木さんに「なんでいつも中国武術をするとき、その顔になるの(笑)」と指摘され、ハタと気付く。

皆の表情を見回すと、皆もそれぞれ 思いつめた表情 になっている。蓉先生いわく「中国武術は、気をこめて、闘う相手に向かうものなのだから、表情が変わるのも当たり前だよ」とのこと。そうか。なるほど。蓉先生も形をやるときはキリリと引き締まった表情をされる。やはり“弟子は先生に似る”というのは、形はもちろん、自然に、表情も写し取ろうとするのだと思う。あっ。

でも蓉先生は決して、私のように 斜に構えた表情 をされているわけではないんだけど。私が間違って写し取っているのだろう…。

8月のアン公演で、私が斜に構えた表情をしたら、「おっ!これが 中国武術のエッセンスを取り入れた振付けだな」と楽しんで頂けたら本望である。

(あかね)

☆清木場直子的 動悸

清木場直子

6/18の稽古に、殺陣の振り付けに蓉崇くんがきてくれた。残り30分の稽古時間の中、3名の振り付けをつけていく。

一旦、稽古場の外に出たあと「やっぱりまじりんの、かえる!かえる!」と戻ってきた。私は、外に蛙がいるのかと、勘違いするほど「かえる、かえる」と、言いいながら戻ってくる。

短い振り付けだが、やはり自分の名前が載るという責任もあるだろうし表現に対してのこだわりも強いんだな。

「これ、またかえてもいいんでしょ?」と、言っていたな。

振りを渡されたほうも必死である。だって、きれいにできなきゃみっともないもんね。そうね、みっともないもんね。

まだ先だと思っていた7月は、あと1週間しかなくなってしまった!! DM作業をしていても、まだ実感がない。でも、どきどきしてきた。

(きよ)

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(2007.6.28)

ガジラの「かげろふ人」は芝居のデキも良く、水木さんの評判も高く、連日満員だったようで、なによりです。まあ、あの芝居にこの役者と水木さんですから、贅沢な座組みです。鐘下さんにはまた、つかっぽい熱い芝居をやって欲しいっす。このさい、若い役者で。(じんぼ)

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