2007年3月第4週
大垣→幸田→岡崎→四日市→佐屋→稲沢
先の見えて来たツアーは本当に楽しい。挑戦もしてみたりする。これだけ稽古と本番で練られたものは少々の事ではぶれない。安心して「自由」にやってみる。
まだ私は、出番も少なく、早変わりもなく、裏を走ったり、道具を調える事もない。それでも、半世紀を生きて身体の調子も下り坂に自然と調和しようとしていて、その、内なる声に耳を塞いで「無理する」という作業は本当につらい。
演劇という仕事はつくづく「コツコツ」「真面目に」「がんばる」仕事だなあと、「ちっ…」グレた不良な私の本性が舌打ちする。こんな本性の私でも、やっていけるのは、その先にある大きな「JOY」を知っているからだろう。何で皆、こんなに丈夫で元気なんだ?
「JOY」は人を健康にする。
(みずき)
☆明樹由佳的 役柄考 |
青年座出身の夢野さくらさんと、無名塾出身の杉山彩子さんのユニット、スーパーコンプレックス(http://www.formationlap.co.jp/sc/)の稽古が始まった。女性だけのユニット。普段は女性の視点の作品が多いそうだが、今回の舞台はほとんどの出演者が男性だ。
刑務所を出た後の、厚生施設のお話し。
さくらさんの作品は社会的なテーマが盛り込まれることが多いそうだ。でも軽快で、笑わせて、最後ぐっときますよ。
私は、ある受刑者の母親役。子供にこんな態度とっちゃいかんだろう、とか、これだけは言っちゃいかんだろう、のオンパレード。でも、なんかすっとするよね。あるある、私の中にもこんなとこ。
(ゆか)
☆立花あかね的 加減考 |
一つ芝居を経て、ジェストダンスについて考える。ジェストダンスはこちらでも度々説明させて頂いているけど、アン独特の手法であり、ジェスチャー+ダンス=ジェストダンスである。何年もレッスンを重ね、アンの芝居でも何度も踊っているので、確かに技術は上がっているだろう…。しかしジェストダンスというもの、技術だけでは表現にはならない。んじゃ、「技術+α」の「α」とは何だろう!?と何年も模索し続けているわけだ。私の印象では、ジェストダンスはダンスというよりも演劇に近い。限りなく近い。でもセリフをしゃべる感覚ともちょっと違う。
が、しかし!
「あの人の芝居が何だか好きなんだよねー」と同じように「あの人のダンスが何だか好きなんだよねー」という感覚がある。表現という共通項…。「あの人のジェストダンスが何だか好きなんだよねー」が「+α」の「α」なのだろう…。
最初に書いたように、一つの芝居を経て、私のジェストダンスは変わったと思う。というか、私の中では変わったと思っている。この方向が私の「+α」になっているのか! あくなき探究は続く…。
(あかね)
☆清木場直子的 無心 |
初日があけました。
今回いろいろシビアなことを考えさせられます。何かについてはちょいと書けませんが。
いまは本番60分前。あと6回。何ができて、何が見つけられるか。
(きよ)
(2007.3.28)
まだ公演期間中の水木さんも含め、「次」が動き出している感じ・・・。さて、どうなりますやら。ある意味で、ゼロからスタートして、一本の芝居(本公演)ができあがっていく過程をこちらで実況できると思っています。(じんぼ)