2007年3月第3週


伊勢→津→名古屋→移動日→多治見→大垣

今週の旅は前々から覚悟して覚悟して覚悟していた、このツアーの山場だ! 乗り打ちの連打だ! そして、カウントダウンの刻みが大きくなって寂しい限りである。

都知事選の行方が遠い気持ちになるのを、必死でこらえる。演劇の国際的な信用と予算を台無しにした石原さんの息子と、何よりも石原都知事本人に対する糾弾をせねば!演劇人としては! ものすごく、蟷螂の斧みたいに振りかざして!

アンと志の近い、「社会派エロス組」から、なぜか同時期にメールと電話。アリシア羊屋白玉 我に返る。心強し。

ぴたりと筆が止まっている私の、アンでのプロット作り。「美しい日本」を見つめて、観客席と「オセロー」を一緒に生きて感じた事が、小劇場に翻案されて、積乱雲みたいにただ高く積もって乱れる時期ですかね?今は?

(みずき)

☆明樹由佳的 考試

明樹由佳

オーディション用に、歌をみて貰っている。ギリシャ悲劇のオーディションなんだけど、歌とモノローグが課題。モノローグはエレクトラの台詞を、歌は、アンの作品『祈りのあとに』の中から“やよい”を選んだ。動きも見て貰えるから、ジェストダンス踊りながら歌おうと思ってさ。いつもは、小峰公子さんの歌に合わせて踊っている。いやいや、難しい曲だよ。

そして、音楽が外にあって、それからイメージをもらえるのと、同一の体から歌と動きが出るのは、もの凄い違いだ。なんとか、ちゃんと表現にして見せたいが。

(ゆか)

☆立花あかね的 空白

立花あかね

客演していたヒンドゥー五千回『うたかたの日々』も無事に千秋楽を迎えました!!! 多くのお客様にご来場頂き、誠にありがとうございました。たくさんのことを学びました。今、頭の中でそれを反芻しつつ、咀嚼している段階です。主に「“役作り”とはなんぞや?」という基本に立ち帰っています…

公演が終わった途端、早速中国武術に行ったりしています。公演中、ロビーでちょっと練習したりして、かなり迷惑なヤツだったのですが、けっこう忘れているものですな…。 1ヶ月のブランクというのは恐ろしい!!!

(あかね)

☆清木場直子的 課題

清木場直子

寒いですね・・・大変、冷えます。

あと稽古も数日となりました。今回、セリフを話すより踊ってる時間のほうが長いです。

短いセリフを話すシーンの中で、自分なりに自分の話をつくり、その芝居の中に自分の存在をどう置くことができるか。

今回の大きな課題だと思う。

(きよ)

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(2007.3.19)

「オセロー」はあと3週間。まだまだ七転八倒の日々が続いているみたい。なので水木さんのテンションは高い。一方、その他三名のテンション、ひくっ! まあ、公演と公演の間なんて、普通の役者は「屍」ですからね。そして「乾き」があって人間に戻れるってもんです。にしても・・・(じんぼ)

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