2007年2月第3週
熊本→人吉→佐賀
旅のスケジュールを聞いた時から「恐怖の9連チャン」と皆が怖れていた、九州シリーズの山場。公演回数も100ステージを切った。
私のふるさと公演でもある。やっぱり佐賀はひと味違う。私はよく人からユニークだといわれるが、帰省していつも思う。「私って平凡な、ただの筑紫人だわ」とにかく私がいっぱいいるところだ。心の動きもよくわかる。
さて、やはり、この芝居。セリフ命である。劇場の音の環境がすごく大切。テンポが速いので、ぶかぶかと残響の残る会館では、観客は楽しみが半減するだろう。条件のいい小屋で演じたら、ずいぶん沢山の芝居は「おもしろい」。
うう、こんな気候のいいのんきな中で、好きな芝居をやってると、世の中の事に疎くなって、石原知事の息子が演劇の大きな企画を大きな予算とともに信頼関係含め大いに台無しにした話とか、詳細を今頃知って愕然としています。
asahi.com「都、中止のTWS「能オペラ」に2400万円支出」
asahi.com「四男に日当・支度料 海外出張、石原知事の主張と矛盾」
Yahoo!みんなの政治「石原知事の四男 「ただ働き」の怪」
息子って演劇人だったっけ?
ワタシャ知りませんでした。
私の知らない演劇人なんて「もぐり」ですよ!
もぐりの素人にこんな企画を渡したの誰?
忙しいと半眼になる。集中してるようで、あまり見えていない。アンのメンバーも、忙しい忙しい。半眼になっとりゃせんかのう?
(みずき)
☆明樹由佳的 和声 |
初日だ。明日は千秋楽だけどね。2日間のライブに出演する。コーラスで。劇団四季の時から歌が苦手だった私には画期的な事だ。今はね〜、歌うのが楽しい!
表現はなんでも同じかも。別の表現に接して、芝居の事を振り返る。コーラスって、ほんと人の声を聞く事が大切。そしてそれはとても難しい。自分は自分でちゃんと歌えないと駄目だし。ね、芝居と一緒。
人が歌ってるの聞くと、誰かが突出してるより、ハーモニーが取れたとき、ほんと美しい。
なんかこれって、人生にも当てはまるんだろうなぁ、と思い、稽古をしてきた。さて、ベストを尽くして、人の声に寄り添いましょう。
(ゆか)
☆立花あかね的 和芸 |
ヒンドゥー五千回『うたかたの日々』稽古真っ最中! だが…
自分の想像力の無さにげんなり…でも自分一人の想像力って限界があるからこそ、稽古するんだよなぁーということも改めて感じている。『うたかたの日々』は、本について、役について、皆が率直に活発に意見を出し合い、作り上げている。個人的に自分の役は、まだ暗中模索でフラフラしている状態なのだけど、「こういう芝居の作り方もあるんだ、おもしろいなぁ」と稽古自体を楽しんでおります!
あぁ。がんばれよ、私!
(あかね)
☆清木場直子的 積極的逃避 |
今週はお芝居を2本観て、映画をDVDで2本観た。
断然、映画のほうがおもしろかったけど…。
違う。違うすぎる。舞台と映画の違いなんかじゃないと思う。
なんだか急に怖くなっちゃったなぁ。果たして私に役者を続ける資格があるだろうか。そんなまじめなこと考えちゃったわ…
ああああ!急に旅したくなった! アンで旅いかねぇかなぁ! 海外公演。
(きよ)
(2007.2.19)
旅公演は・・・楽しいよね。(じんぼ)