2006年11月第3週
東京→丸亀→徳島
あーーーー! 忙しい東京をあとにして…本当に東京は忙しかった。打ち合わせと観劇。友情。チョッとデート。
正直、羽田に集合したときはほっとしたもんね。これで、演劇三昧の毎日だ!
しかし!
文化庁に出す書類作りを甘く見ていた。来年、アンでは韓国から俳優とミュージシャンを呼んで作品作りをする。海外から!なんて意気込んでいるのではない。彼らの身体性やセンスが私と似ていて、作品作りのパートナーとして、最高なのだ。
しかし、ギャラも払いたいし、日本にいる間は、より良い環境で生活して欲しい。何より、ちゃんと骨太に芝居を作るには、とにかくある程度の予算が必要なのだ。毎年、頭を悩ませる。この書類作りでどれほど疲弊するか…。今年は清木場ちゃんがチーフだ。あかねちんも携帯でカチャカチャ大忙しだ。
感謝します。
企画を立て予算を計上するために、かなり具体的なイメージが無くてはならず。私は書類自体を書くよりも、構想をまとめる時間がすごくかかったな。劇場にいる時間以外は、ひたすらホテルの部屋でキーボード叩く毎日だった。だから、丸亀のうどんも徳島のラーメンも、ご報告できる事はあありません。
芝居は、四国に来て、俄然生き生きし出した。東京での評判が自信と誇りにつながった。平幹二朗さんって、すごくドライブ感覚のある人、毎日新鮮だ。でも、決してぶれる事は無い。佐藤信氏から昔、「インプロ」の訓練の意味を教わったが、平さんを見て、ああ、これがインプロなんだなといつも思う。
今流行ってるけど、自己満足や楽しみに終わらずにここまで来て欲しいなあ。
★先週見た演劇
「チェックポイント黒点島」(燐光群)
「ハムレットマシーン」(鴎座)
☆明樹由佳的 混沌 |
ミュージカル「GIFT」の稽古はがんがん進んでいる。明日で、1幕から2幕まで通る。はやっ!
演出のナガノさんはニューヨークでメソッドを学んできた方で、ご自分でオーガニックシアターを主宰していらっしゃる。
通る、といっても、形が付いた、ということでは全然ないのである。どちらかというと、今混沌の中にある。なぜなら、ナガノさんは付けないから。私も経験あるが、ミュージカルの現場は付けていくことが多いのではないか。だから、そんな稽古場に慣れている人は、今、不満を持ったり、不安を感じたり、しているのではないか。
まずやってみて、ナガノさんは、質問を投げかけたり、違う設定を与えたり。宙ぶらりんな今、実は身体が考え、自分がその役に近づいている。
今を大切にしたい。
孝次郎の母という本役のほかに、忍者もやるし、街の人で踊ったりする(一瞬コギャルもやる・・・無理があるだろ〜。ま、遠目遠目と納得しよう・・・)
いわゆるアンサンブルが必要なんだけど、でも額縁になりたくない。ナガノさんもそうしたくないと思っている。ちゃんと個で立てるよう、リアリティを追おう。
(ゆか)
☆立花あかね的 申請申請 |
最近、清木場と私は助成金申込みの書類作成に励んでいる(正確に言うと清木場がかなり励んでくるている)。たくさんの数字と闘っているので、眠るとき目をつぶっても「30,000円」という文字が浮かんでくる。なぜ「さんまんえん」? なぜこんなに少額??
予算を練っても練っても、数時間後には問題が発生してくる… あー。ぐるぐるぐるぐる。
助成金って、ある程度有名になった劇団が複数取ってるよなぁ。なぜ!私たちのように劇団員が無い知恵を一生懸命にすり合わせで書類作成している小さな劇団にこそ助成してくれないんだよ!!!ちくしょー!
と思うけど…助成する側としたら、ちゃんとお客さんを動員していて、ある程度評判がしっかりしてないと危なっかしくて助成できないって話ですよね…
(あかね)
☆清木場直子的 申請申請 |
今週は助成金書類つくりのことで頭がいっぱい。
提出してしまわないことには落ちつかいのだ。正直わからなくて手探りである。素人過ぎなのである。
予算に関してはあかねちんと、あーでもねぇこーでもねぇとかなり混乱した。
なんといっても私のミスは準備が遅かったことだ。
助成金に限らずこれは私の性格欠点だな。トホホ (-д-;)
(きよ)
(2006.11.22)
(つづく)
誰か、アンの制作を手伝ってくれる人、いませんかねえ。「制作」というか、「プロデューサー」的なことまでやってくれる人。アンの舞台を見てると、そこが「弱点」と思うときがあるのです。誰か、ぜひとも相談にのってください。 (じんぼ)