2006年11月第2週


12月に知り合いの京劇の劇団「新潮劇院」の公演があります。ボランティアスタッフなど大募集。アンまでメールでお問い合わせください。尊敬している京劇の俳優さんが座長です。日本でまだ少ない京劇の劇団。私は東京にいませんが、どうぞがんばって欲しい!

東京公演が終わって、東京の用事の毎日。まずはアンのワークショップ。小さな小さな台本を書いて、ジェストダンスまで発展させてる。今回は俗称「アンのお見合いワークショップ」。一緒に作品を作りたい役者や作家を呼んで、私たちと馬が合うかを試すんだ。(まず、参加ってことでもう絶対、馬は合うんだけどね?) 男組「ヒンドゥー五千回」の登場にアンのお姐さんたちは、ちょっと上気して華やいだ感じ。かつてないほど…。

異性を恋愛の対象として値踏みするのは本当にもったいない残念な事。一緒にものを作る味方として、元気をもらう。想像力をもらう。

大きな生きる意味の一つ「恋愛」は役者が演じなきゃいけない必至テーマ。尊敬できる素晴らしい男優と仲間として出逢って、友情を育み、技術を研鑽するのは女優にとってとっても大切。姉弟なささやかなワークショップでしたが、次はぐっと難しい題材になるよ。覚悟してねヒンドゥーさん。

★今週の高い買い物
マッサージ15,000円券(10,000円)

★今週の美味
大久保の焼き肉食堂のビビン冷麺

☆明樹由佳的 差異考

明樹由佳

お見合いWS、と言うのはちょっとふざけた名前だが、アンのWSにヒンドゥー五千回の役者さんたちをお招きした。ここの芝居を見に行き、すごく面白かったので、手の内が知りたい、とも思い、うちに出て欲しい、もしくはなんか一緒にやりたい、とか思い。

思えば、ヒンドゥーは男性ばかりの劇団なのね・・・集団で来て頂くと、当たり前だがアンとは空気が違って面白かった。

うちの作り方で、西山の演出でやらせていただいたのだが、明らかに違うアプローチで入ってくるので、ああ見ていて楽しかった〜。こういう試みは結構いいぞ、と思った次第。今度はヒンドゥーにお邪魔したいね。

(ゆか)

☆立花あかね的 粘着考

立花あかね

先週は水木さん出演中『オセロー』@グローブ座を観に行く。

役者さん達の技術と作品に対する思い入れによって、物語に没入することができた。水木さんが帰りの飲み屋にてポツリと「やっぱりコツコツ努力しなきゃダメなんだよねー」と言った。それには、執着とか粘着質とか必要。

執着からドラマが生まれるもんなぁ。

む。『オセロー』もそうだ!

粘着質にならんとな…

(あかね)

☆清木場直子的 残念考

清木場直子

ヒンドゥー五千回の劇団員の方々と合同ワークショップがあった。男性しかいない劇団員、女性しかいないアン。人数的にあかねちんがいったようにコンパ的ワークショップ。あ、あくまで人数的にであって内容は違う。いつも女性が圧倒的に多いアンのワークショップだが、なんだか今回は新しい風というやつがふいていた気がする。

今回私は1度読んだだけでジェストダンスチームにまわった。人がやるのを見てみたかった。初見だと演技するというよりその人の性格がでてるかもなぁ。

話はかわりますが、私は文学座のシラノ ド ベルジュラック 江守徹 さんの舞台がすごく観たかったのだ! しかし、すべて満席で売り切れなんて! 本当に残念だ! 軽くショックでもあったのだ。

今週演劇的できごと。私に取ってはワークショップよりチケットが取れなかったことのほうがでかい。

すみません。

(きよ)

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(2006.11.13)
(つづく)

女性劇団と男性劇団が合同で稽古する・・・なんてエロいんでしょう。本番の舞台なんかより、はるかに微妙で、はるかに絶妙な空間だったことでしょう。やっぱ稽古場が一番面白い。お客さんは見られないけど・・・。(じんぼ)

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