2006年9月第4週
清水→藤枝→島田→磐田→菊川→浜北
旅のつらい「乗り打ちバラし」が続いて、浜北でやっと少しゆっくりできる。彼岸花が豊作を約束するように咲き始めた。また新しい美しい季節が始まる。この美しい国を旅するんだ!
この美しい国を「一握りの人にとって都合のいい国」にしてしまわないように、見て聞いて、読んで考えるぞ!おいしいものも食べながら。
今週、日本人として考える様々なニュースがあった。「国旗国歌強制問題。都教委の「強制は違憲」と東京地裁が判決」のニュースにはほっとした。
私がよく暇つぶしにする妄想に「新しい国旗と国歌」というのがある。だからっ!もっと、美しい、やさしい、唄って元気になる、新しい国歌を誰か作ってよ。
「君が代」は、ZABADAKの吉良さんの曲並みに難しい唄。凄いテクニックの人が自慢で謡うととてもいい唄。その難しさを遊んで歌えば面白い歌ですよ、もちろん。歌詞も、熊本県の民謡の盗作だし!
もっと品格のある健全な歌の方がいい。
そして、日の丸!あの赤って日に焼けちゃうんだよね。晴れた日に翻る日の丸は白地にオレンジ状態に色あせているものが多い。
日本人は独特な、優雅で繊細な色彩感覚を持っている。なのに、大味のデザインで、日本人の情感のシンボルとしては不似合いで不足だと思う。
…なんて、大地の氣に洗われて元気にやっています。
芝居は練り上がっています。毎日出演しないシーンも袖から見てるんですが、面白くてしょうがないです。5分位の間に愛情がみるみる憎しみに変わって行く様子、平さんの演技は本当に見物。由佳のやっていた芝居とは本当に違うメソッド。でも、演劇が描くのは描いても描いても描ききれない人の心の深淵。芝居って本当に面白いですねえ?
☆先週の美味
☆先週の銘酒
☆先週の高い買い物
☆先週の掘り出し物
☆先週の超SWEETS
鹿の刺身。ますます脂の乗った鯖。
開運 女泣かせ
プロポリス
中古ジーンズ1480円×2
「又一」のきんつば
☆明樹由佳的 相対性 |
終わりました。龍昇企画『真夜中のマクベス』。ご来場ありがとうございました。
私は、これで、はるかに逞しくなったといえる。
2ヶ月の長い稽古。でも最初は、8月30日のリーディングを控えていてあまり集中出来ず。相手役から「芝居がかからない。」と言われ、悩む。
かかる?芝居がかかるって、どういうことか。相手と芝居してるつもりなので、自分の感覚がおかしいのかと、混乱。
で、今理解してるのは、言葉を当ててほしい、ということなんだろうなと。そのほうが、やりやすい俳優さんだったんだろうな、と。
アンでは言葉を相手に届けない。日常、ばんばん言葉が相手に届いている元気?健全?(それも怪しいが)人は少ない。そのほうがリアルだという、水木さんの演出のもと、そういう芝居の癖もついている。
自分の心情を追いながら(身体の感覚を感じながら)言葉を吐くと、あまり相手には届かない。そして、多分観客からはその人に興味を持ってもらえる。なんだか分からないが、或る状態を持っている人がいるからね。明らかに“有る”けど、なんだか分からないものが一番興味を持ってもらえる。
集団には、その集団のやり方がある。初手合わせだったし、そこのやり方になじむのに時間がかかった。正直、苦しかったです。その水に住めるようになるまで。
しかし、芝居が成長するのは舞台に立ってからですね。2日目あたりから、芝居がぐんとよくなった。不思議なんだけど、お客さんと出会うと、自分の立ちどころがわかる。なぜかわかんないが。皆キャリアの有る人たちなので、その感じを掴んだら離さない。完璧には出来てないけど、何も用意しないでその場に立って、相手とやる。力を抜いて(芝居をしてしまうという力、相手とやってて力が入るのはOK)その場に立つことが少し出来たかな。
力む人だからね、私。
キャラメルのときのビデオは、恥ずかしくて見られない。廃棄して欲しい・・・
力で、自分で駆け上がれるのも、ひとつの力だけど、相手とやるほうが、はるかに楽しいな。力も抜けるし、変化もする。“相手とやる”、このことの理解が深くなっていくことが、俳優のキャリアなんだろう。
最近、水木さんが「見るということに敏感になれ。」とよく言う。そうそう、テレビのように平面で(映す、という感じ)で見るより、立体だと思ってみると、はるかに自分の中に対象が飛び込んでくる。今まで、受けとることが弱かったなぁ、と思う。相手が見えてくると、うまくいえないんだけど、自分の自由になるものが広がる。
あ〜、終わったなぁ。
一息ついて、次の冒険へ、てな感じですね。明日は寝るぞおおおお!!!
(ゆか)
☆立花あかね的 大人観 |
先週は、由佳さんが出演していた龍昇企画『真夜中のマクベス』を観に行く。お世話になっている先輩(師匠)の前川麻子さんと由佳さんとの共演をとても楽しみにしていたのだ。
由佳さんが「麻子さんにはとてもお世話になった」と言っていたが、前川さんも「由佳さんをとてもお世話した」と言っていた…
由佳さん、確か前川さんより年上ですよね…ま、いっか…
『真夜中のマクベス』は技術のあるオトナたちがとっても楽しそうに、自分たちのやりたい演劇をやっていた。それは観ていて爽快だったし、好感を持った。自分も演劇を好きでいつづけたいと思ったな。
(あかね)
☆清木場直子的 捨恥 |
すみません。伊豆旅行に来て原稿すっかり忘れてしまいました。
土曜に2回目の中国武術教室に行ってまいりました。きついのは、ただただ運動不足のせいです。初心者といえどできないのは、わたしとあかねちんだけ。そのあかねちんもがいなくて本当に心細い時間。あの、本当にぶざまな姿です。まだ2回なんだから当然よね。恥ずかしいとかいってらんない歳だわ。
こうなったらジェストダンスにつながる動きが出来るまで、恥を捨てて続けるわよ。
(きよ)
(2006.9.26)
(つづく)