2006年9月第1週
始まりました! まずはひと月に及ぶ、静岡県内のツアー。今日は、三島でのはじめてのOFF。昨夜はいい調子こいて役者&スタッフと飲みました。もう、旅慣れたもんです、私。日本中の大概の都市にはお邪魔しています。見慣れた駅、会館、ホテル。親しい日本よ!
さて旅初日は「伊東」でした。ここは私たち舞台人にとって特別な場所。尊敬していた大女優の大地喜和子さんが亡くなられたところ…。長いツアーをご一緒して、私も若かったけどお酒は飲めたので、可愛がっていただきました。
青年座を辞める時、相談に乗っていただいた。「私だったら辞めないよ。超えなきゃ行けないはっきりした事があるのに、そこを去ったりしない」グラスの氷がカチンと鳴ったっけ。
そしてどれほど杉村春子先生を尊敬しているか、語っていただいた、贅沢な時間。
もう昔になってしまった。あれからここに来るたびに喜和子さんと私の才能の違い、演劇人としての生き方の違いを考える。到底及びませんが、また、大きな舞台で、ここに来ました。そして、今、私は亡くなった喜和子さんの歳と同じ歳になりました。喜和子さんの消えた海に合掌して旅の無事を祈る。海はきれいで、大きな魚がたくさん泳いでいた。
東京のアンからは間断なくメールや電話が届く。しかしいっぱいいっぱいでリアクションが遅くなる。申し訳なし。おまけに修善寺の会館は携帯の電波が届かない! 来年の企画を皆で必死で練っている。
☆先週のコース。
☆先週のおいしかったもの
☆今の気がかり
亀有リリオホール→伊東→修善寺→三島
旅前デートで食べた焼き肉
(1)劇作家協会の仕事
(2)来年のキャスティング
(3)私の滑舌
☆明樹由佳的 許容量☆ |
ピースリーディングが終わり、へばる暇もなく、龍昇企画『真夜中のマクベス』の稽古に。てゆうか、ずっと平行してやってたんだけど。
ああ、ほんと8月の半ばは旗揚げする劇団の振付をしたりもしていたので、めちゃくちゃ忙しくて、バイト先でDM作業しながら(手を動かしながら)寝ると いうことを経験しました。
「自分の許容量を考えなさい。」と家人には言われたけど、なんだか許容量が増えたように感じるのは・・・気のせいだね。
いろいろ、取りこぼしながら、いつものように多くの方に助けていただいて、ピースリーディングは終了。ありがどうございまじだ〜。と腹の底から言いたい。
さて、以下は公演の情報です。徹底的にその場にいることを試そうとしている面々。むむむ、それはほんと難しいことだと、日々痛感しながら頑張る明樹を見に来て〜! 私は「行人」の妻の役。そして、魔女。ふっふっふっ。
龍昇企画『真夜中のマクベス』
夏目漱石の「行人」に題材を借り、ある家族の崩壊を描きます。しかし、そこには「マクベス」も綾なしてきて・・・
20日19:30、
9月20日(水)〜24日(日)@江古田ストアハウス。
出演:直井おさむ 吉田重幸 山本政保 龍昇 黒木美奈子 前川麻子 そして私。
21日19:30、
22日19:30、
23日15:00・19:30、
24日15:00
全席自由
料金 前売り3300円 当日3500円 学生の方は2500円
(ゆか)
☆立花あかね的 寄付金担当☆ |
先週8/30、無事ピースリーディング終了。お客様にも大勢集まって頂くことができて一安心!!! 寄付金も無事パレスチナの子どもたちの元へ届く手はずになっている。
個人的には、久しぶりに水木さん以外の演出家さんとの芝居作りだったので、とても緊張したけれど、実際は楽しい現場となった。
フライングステージ関根信一さんの演出のおかげで、ジャンル・劇団などがバラバラな出演者たち総勢22名が「平和への思い」を胸に、同じ舞台に立つことができ、このピースリーディングを行ったことは、とても意義があったと思う!(あかね)
☆清木場直子的 緊張☆ |
ピースリーディングが終了しホッとしたぁ〜! かつてこんなに緊張したことがあっただろうか。
台本があって読めばいいんだ。演出の関根さんも、台本があるから安心です!と力づけていたが、やはりそうもいきませんね。稽古のときは力入りすぎて顔が痛くなった。 とにかく伝えるというモチベーションだけを忘れないよう心がけた。
あとは、吉良さん公子さんの音楽と出演者の方に委ね立っていられたな。感謝!
さて、次は秋の立花あかね発表会(通称)。
ほとんど二人稽古だな。(きよ)
(2006.9.6)
(つづく)
とりあえず、みなさん無事みたいです。しかし、すごく思うんですが、ここに書かれていることと、「下北サンデーズ」に出てくることとの落差。演劇人の悩みのギャップ。芝居やってる人がのたうちまわっているのは、こっち側のことなんですよね。そういうことを「下北サンデーズ」は何一つ描いていないと思うんだよぉ。 (じんぼ)