2006年7月第1週
うう、一週、すっ飛ばしてしまいました・・・・。あまりのことが続きましたけん。
いよいよ劇場入りです。かなり楽しく仕上がっています。ぜし!いらしてください。
また、初日が来るよ。演劇って、後に何も残らないでしょう? 科白もほとんど忘れちゃうし、共演者だって、千秋楽の後、またいつ会えるかわかんない。ただ、絆だけは残る。絆はどんどんつながってぐんぐん伸びていく。奇しくも、今回、「彼」との強い絆でつながった共演者がいる。
…大切な仲間がひとり逝きました。とにかく私を褒めてくれた。私のお笑いのセンスも褒めてくれた唯一の人。
「水木さんはね、実はツッコミなんだよ。わかってる?」
最初の共演はおじいさんとおばあさんのエッチな二人芝居だった。結局、彼がおじいさんになったのを見たのはその時だけ。美しいまま逝きました。長い旅中、演劇論で喧嘩もした。最近の役者としての彼は素晴らしかった。尊敬していた。
由佳に別件で電話をする。「水木サーーーン!元気なの?」…もう由佳の方が泣きそうだ。
悲しみは、分かち合うもの。喜びは親しい人としか分かち合えないが、悲しみは分かち合えば強い絆を作ってくれる。
稽古場にも悲しみは満ちている。でも、みんなで喜劇を作っている。悲劇を止められない人間のはかなさをせめて笑っている。
☆明樹由佳的蛇生活☆ |
「おなごの重さのはかりごと〜、はかりごと〜。おなごの怨念、蛇がせいぜい〜、蛇がせいぜい〜。」。
これはアンの二月公演「蛇苦止浜綺譚」の中の曲。テーマと言ってもいいかなぁ。今や2歳のうちの娘の愛唱歌である。やめてね、大きな声で外で歌うの。恥ずかしい・・・。
清子場直子が演じた蛇。人差し指で鎌首を作りにょろにょろと寄ってくる。(マイム?) 娘はそれに、“やさしい蛇”というしゃれた名前をつけている。
私には今二つのキャラがある。ママと“やさしい蛇”。ママの言うことは聞かなくても、“やさしい蛇”の言う事は聞いてくれる。ばたばたと家事をこなす母と(多分に乱暴)、小さな蛇。演技って面白いや。こうやって人の中に入り込む。
稽古開始までまだしばらくある、割と静かに生活している私の日常である。(ゆか)
☆立花あかね的探索☆ |
(〜6月25日)
一難去ってまた一難。今年後半、来年、そして再来年までの予定を話し合っている最近のラカンパニーアン。 でも、なかなかトントン拍子には、事は運びません…
すべてを投げ出して南の島にでも行きたい…
が…
そうもいかない…そうもいかない…
先週見たバーテンダーは1名。かっこいいバーテンダー探しは続く。あっ、違う。役作りのためのバーテンダー探しは続く。
(〜7月2日)
先日テレビを見ていたら、会社におけるコミュニケーション術やらプレゼンテーション術などを特集していて、思わず興味深く見る。
「仕事の効率をあげるにはどうしたらいいんでしょうね?」とアナウンサーが聞いたら、ゲストの脳科学者の人が「すぐに集中できるようになることでしょうね」と答えた。
うん、同じですよね…
Anの芝居は、1時間半のなかにぎゅぎゅぎゅっとドラマ、しかもおも〜いドラマが詰まっている。うかうか日常のままポヤヤ〜ンと稽古に入ると、あっという間に置いてけぼりをくらう。
集中…
先週のAnワークショップで、清木場直子と短い1シーンをやったのだけど、さっきまで一緒にバカ話をしていたのに、芝居に入ると彼女はもう涙目で興奮してセリフをしゃべっていた。清木場直子も鍛えられてきたのだなぁ〜と思った。
大丈夫か?私…
日常の生活から芝居の稽古に入るとき、どう切り替えて集中し、芝居をやる体にするか…自分には自分の方法があると思うし、早急に探さねばならぬ。
先週のバーテンダーは0。先週は、友達とラーメン屋に行ったときに飲んだグラス生が唯一のお酒…かっこよくシェーカーを振るバーテンダーも早急に探さねばならぬ。(あかね)
☆清木場直子的研鑽☆ |
お風呂後のストレッチを公演後、風邪をいいことにさぼっちまいました・・・。
今日、6/24、久しぶりのジェストダンスレッスン。か、固い。身体が、固い。そして、もたもたしている・・・。 ちょっと暑いだけで、集中がきれる。悔やんでも、もう戻らない時間。日々の積み重ねが、大きな差になってゆくんだなぁぁ。と、遠い目になりましたね。
ゆるんだ、心と身体をまた、作りなおすぞ! ついちゃった贅肉、落とす! まずは、エスカレーター、エレベーター使わないとこから・・・。
あ、時間かかりそ。(きよこば)
(2006.7.4)
(つづく)
またメールトラブルかと思って右往左往してしまった。やっぱり一週すっ飛んでたのね。どきどきしたよお。水木さんとこのブログ(鶏頭蠍尾)読んでたから、お元気なのは把握してたけど。まあ、知ってる演劇人の訃報だけは、何度経験しても、慣れません。へこみます。
(じんぼ)