2006年6月第3週
劇団青年座の座長、森塚敏氏の訃報が届いた。青年座にいたのははるか昔。でも、私はずっと「座長」と呼んでいた。
ロッカーは職業じゃない、生き方なんだ、という科白がある。長い地方公演、訪中公演をご一緒した。「座長」という生き方をされている方だった。いつも、日本だけじゃない、演劇界全体のことを考えていらっしゃる方だった。
稽古はいつものように続く。長く演劇界にいて、青年座のオンちゃん(宮田慶子)やテイくん(山本龍二)とは初めて一緒に芝居を作る。不遜だが、何だか、座長からの大切なプレゼントのような気がして、彼らの、私以上の悲しみを思うと、なかなか眼が合わせられなかった。座長は海軍兵学校の出身。海軍将校役の渡辺君の演技が、座長と重なって重なって。
夜、アンの打ち合わせ。明樹由佳を見ながら、私が座長と呼ぶのはもう由佳しかいないんだなあ。とひとり確認する。
あかねちゃんときよこばちゃんと帰る途中、ヤマちゃん(山崎清介)から電話。彼も同時期に青年座に在籍していた。お互い「うん、うん」と言葉少ない。
すみません。なんか、今週の西山水木はこれで!
合掌。
☆明樹由佳的安心☆ |
12月に出演させていただく、ミュージカル「GIFT」のワークショップに参加。稽古開始の4ヶ月前に、台本改訂のためのWS。珍しいよね。しかし、台本の中で、自分の役がどう考えられ育てられているか、その作業の現場にいられたことは非常によかった。また、キャスト同士、稽古開始に「初めまして。」じゃない、この安心感。さて、いいものにしたいぞ〜!(ゆか)
☆立花あかね的振巡旅☆ |
さて!悪夢にうなされ続けた先々週がウソのように、先週は気持ちよく安眠をむさぼった。
久しぶりに切羽詰まって芝居のこと、Anのことを考えなかった一週間でもあり、心にも余裕が…
しかし、うかうかしてはいられない。水木さんはすでに1本、私たちに本を書いてくれている!!!
西山水木から私に出た指令は「シェーカーの振り方を研究しろ」。シェーカー??あのカクテル作るやつっすよね? うーむ。かっこよくシェーカーを振るバーテンダーさんを探しに、バー巡りの旅に出掛けよう。(あかね)
☆清木場直子的夢病☆ |
いまだ、咳だけ残る風邪。疲れる。そのせいなのか? 最近、うなされる夢を見ることが多い・・・。
今週は、あんの舞台の夢で、、、。しかも、2日続けて。
1日目。次回公演の稽古らしい。薄暗い体育館のようなとこ。
目の前なのに、どうやっても、中に入れない! そして、遅刻。入ってすぐに、すっと、水木さんが背中にまわり、「これ、歌って」
しらない歌。
なんとか歌おうとして、うーん、うーん。と、自分の声で目が覚めた。
2日目。知らない劇場。本番始まってる!!!
しかし、どうやっても、舞台への行き方がわからない。舞台裏らしきとこには、白い服着た女の子が、階段に座って薄笑い。どうしても、どうしても、みんなのとこにいけない。
外に出ると、衣装を見てくれた、諸さんがいる。「どうしても、中に入れないんです」諸さん「まあ、んじゃぁ、しょうがないね」・・・。
公演終了後、水木さん「どうしたの!?きよこばちゃん!」
由佳さん「ちょっとありえないよ・・・」
あかねちん「・・・」
大変、大変、疲れる夢。んぅ、一体、どんな意味がー。(きよこば)
(2006.6.14)
(つづく)
あはは。きよこばさんの夢・・・私も、20年以上前にやってた児童劇の、トラブルの夢をいまだに見ますもんね。あと、本番直前なのに仕込みが終わっていないのとか、セリフが全く入っていないのとかは、しょっちゅう。セリフを覚えなくてもいいんだ、と気づいてほっとするのとか。照明機材が落ちる夢は年に一回ぐらいに減ったけど。
(じんぼ)