2006年5月第4週
大きな災害のニュース。
稽古場にはいると、現在進行形のニュースは突然聞こえなくなる。朝晩のトピックとメールが頼りだ。
衣裳の追い込み。
おなじみ、だがいつも私を震撼させる、発想の、小峰公子氏と、業界大手、「rhythm」の諸橋さんがしっかりしっかりサポートしてくれている。お二人の台本の読みの深さはものすごく。そして何よりも、全く違うセンスを調和させてより大きな世界を作っていく様子は、いつも学ぶ。本当にすごい。強力な味方。
劇作家協会。
総会。副事務局長(?)になって初めての総会。稽古を縫って参加する。
混んだ電車では気後れする重いサウンドシステムがこれほど誇らしい。
1010シアターの稽古場が理事会会場。千代田線で、思い切り去年の「写楽考」のことを思い出していたら、マキノノゾミ氏とばったり。この後は俳優座プロデュース「原子核クラブ」(演出・宮田慶子)が待っている。縁の深さよ。
気がかりな議題満載だが、途中で失礼して、またがらがらとサウンドシステムを引っ張り、稽古場へ!
明日、劇場入りだ。最後の稽古場通し。何かたまんない。飢えた狼のようにスタッフさんに食い下がる。もうここまで来ると、自分というより、人との関係の中にしかヒントはない。
何か、はっきり言って、チケット売れてません。前回あまりの混雑で、入場をお断りしたりして、沢山のお客様に御迷惑かけたのが、トラウマになってしまった。本当に大反省しました。今回は大丈夫です。
・・・あれ?前回も、本番あくまでは売れてなかった。あく前々日ぐらいから、どっと来た。本当にいいものにしかもう、お客さんは来ない。口コミの雄弁さよ。
☆先週買った一番高いもの。
☆一番美味しかったもの。
☆先週の大収穫。
☆先週のちょっと元気メール。
稽古用のBOSEの4chミキサー付きスピーカー、白!
下北の沖縄料理屋の海ぶどう。
ルッコラとエゴマの苗大収穫。
西山メール「風邪引いちゃったのに誰もやさしくしてくれないよ〜」
返メール「そんなことありません。もっと人の優しさに気付きましょう」
今公演、由佳は沢山の人の「感情移入」をしょってる。時々ウエットな稽古場をざっくり切って、きっぱりと表現に変えるつよさを実は彼女は持ってる。若い人のイノセントさ加減は時々うんざり。そういう時、私は明樹にフル回転してもらう。
☆明樹由佳的融合 |
アン6月公演「小峰公子をよむ おどる+罠の狼」の初日が近づいてきました。小峰さんの詩からイメージし、西山が書き下ろした芝居を三篇。清木場直子がフライングステージの関根信一さんと戦い、明樹が18歳の檀拓磨君と21歳の岸浪綾香ちゃんに諭され? 立花あかねが超二枚目津崎剛範君と恋に落ちます。小峰さんの詩が、ZABADAKの音楽が物語を運んでいきます。ラストは2月公演で音楽を担当していたJung TaeHyoがremixした「 」(曲名を明かせないの〜)アジアの文化が融合します。死や別れを超えて歩き出す人たち。海を越えて、自分だけの問題に囚われず、世界の人と手を繋ぐ可能性を探したいです。
大きいこといいましたが・・・新宿の小さい劇場でやります。みなさま!お待ちしてます。(ゆか)
今公演、あかねちゃんは、一ミリの隙間もなく働いて、そのエネルギーで、ますます、働いている。他の2シーンより、稽古も、段取りあわせも必要な役どころである。今回はコメントなしね。
きよこばちゃんのしっちゃぶけぶり。関根さんのおかげかな? ほんとうに、ぎりぎりまで粘る。安くて広い稽古場を探す名人。稽古場の意地については、他劇団の皆さん、協力し合いましょうよ。このままじゃ、公共施設を追い出されちゃいます。管理の地域の方々、と個々の信頼関係を作ること、清木場直子は誠実にやってます。
☆清木場直子的中心 |
関根さん(関根信一)を後ろ斜め横から眺める・・・
もっと、もっと良くなる!
はっ!今回は、ダンス中心?と、よく聞かれるが、芝居中心です。あと、1週間。(きよこば)
芝居中、わたしはそんな景色が多い。
かわいい。失礼かもしれないが、かわいいという他ない。
前は、稽古中ちょっと遠慮なんかしてしまったが、今はすっかり甘えている。
(2006.5.30)
(つづく)
週末本番ですね。初日、飲みに、じゃなかった見に行きます。(じんぼ)