当日のプログラム決定!

■ 日時:2012年6月2日(土)
      午後6時15分(開場)6時45分(開演)
                 
■ 会場:杉並公会堂 大ホール(杉並区上荻1-23-15)
<JR荻窪北口徒歩7分>

◆基調講演: 鎌田 慧さん(ジャーナリスト)
     <戦後日本の社会派ルポライターの代表的存在。>
     著書『六ヶ所村の記録』『日本の原発危険地帯』など多数。

◆対 談 :未来を決めるバトル「原子力ムラVS有象無象」
    雨宮処凛さん(作家・活動家) & 松本 哉さん(素人の乱)
   
 ☆あまみや かりん→1975年北海道生まれ。愛国パンクバンド「維新赤誠塾」ボーカルなどを経て、作家。
 ☆まつもとはじめ→1974年生まれ。杉並区高円寺リサイクルショップ「素人の乱」店主

◆ リレートーク
  ①竹下美穂さん(保育園を考える親の会会員)
  ②花崎晶さん(八王子から脱原発宣言)
  ③ 木田節子さん(双葉郡富岡町、福島第1原発から8キロの警戒区域に住んでいました。現在水戸市に避難している)

◆『脱原発宣言』朗読:中里雅子さん(元テレ朝アナウンサー)

◆ 参加費→1000円(高校生以下・介助者無料)

■主催:杉並区住民による「脱原発宣言」集会実行委員会
    連絡先→090-4664-6105(深野)090-1859-6656(東本)

●呼びかけ人:
・井口佳子(中瀬幼稚園園長)
・池田香代子(翻訳者・西荻)
・勝部令子(医師・阿佐谷)
・櫛田真澄(元茨城大学教授・本天沼)
・熊谷博子(映像ジャーナリスト・天沼)
・品川正治(経済同友会終身幹事・高井戸西)
・高嶋伸欣(琉球大学名誉教授・松庵)
・戸舘正憲(弁護士・荻窪)
・永田浩三(元NHKプロヂューサー・善福寺)
・野崎泰志(日本福祉大学教授・西荻)
・林 知子(郡馬大学名誉教授・下井草)
・林 昭男(滋賀県立大学名誉教授・下井草)
・松本 哉(素人の乱・高円寺)
・三上昭彦(明治大学教授・阿佐ヶ谷)
・梁東準(神奈川大学客員教授・梅里)
・安本ゆみ(前杉並区教育委員・永福)
・山住美津子(医師・阿佐谷)

6.2宣言集会の方南町情宣を見た!

5月28日夕方に開催された最後のチラシ配りを見てきました。てっきり、二人ぐらいが駅頭で道行く人にチラシを手渡しているだけかと思っていたら・・・・とんでもなかった!

方南町駅前街宣

丸の内線方南町の駅そばにある大型スーパー・サミットの店頭(一般道)に巨大な横断幕を貼り、大型トラメガを置いて、街宣活動を行っていた。チラシ配りも3人。店のそばの交差点と、店から出た客が左右に分かれるそれぞれの道に立ち、チラシを渡していた。それも、黙って渡すのではなく、会のことを紹介しながら。勝手にイメージしてたティッシュ配りとは全然違うものだった。すみません。

街宣も、話す人が交代で、ずっとずっと話していた。店的に問題ないのか、とも思ったが、場所は一般道だし、内容が政治的なことなので、手が出せないのだろう。道に一人立ってるだけだから、交通の妨げにもなっていない。

周囲を見たら、道(方南通り)の反対側の少し離れたところにおまわりさんが所在なさげに立っていた。誰かの指示で見に来たんだろうけど、干渉する状況にないみたいで・・・。けっこう、大きな音でやってたので苦情が行ったのかもしれない。でも、歌ったり踊ったりしなければ手を出さないのがルールみたいだから・・・。

こんな形で、区内10数箇所で5000枚のチラシを配ったという・・。これは、チラシ配りが目的というより、街宣活動がメインと考えてもいいと思う。1時間から2時間、その場に用意したチラシがなくなるまでやったと聞いた。他のイベントよりも通行人の反応が良いとも聞いた。すごいなあ。

何回か、この集会のスタッフが「高齢者」だとか「平均年齢が高い」と書いた。もちろん、30代、40代の方も活動しており、「高齢者が中心」というのは失礼だったかもしれない。しかし、脱原発杉並の中心メンバーよりは高いだろう。だが、そこでやられていることは、とてもアクティブなことだ。我々はここまできっちり、街宣活動をやったのだろうか? 複数のメンバーが複数の箇所でやったのだろうか? もしかして街宣活動は基本なのじゃないだろうか? いろんなことを考えさせられたのだった。

さらに言うと、脱原発杉並らしい街宣活動はどんなだろう?も考えた。ただのスピーチではなく、歌ったり踊ったりでもなく、バンドでもなく、カラオケでもなく、それでいてインパクトがあり、チラシを受け取ってもらえるような街宣のやり方って、あるんじゃないのか?

まあ、それは次の課題ってことで・・・。

勉強になりました。

6.2脱原発宣言集会、司会決定!

6月2日の 住民による「脱原発杉並宣言」集会 の司会が決定した。脱原発杉並でも活躍しているふくしまゆみこさんと、キレネンコさんだ。当日がますます楽しみとなった。

お二人からのメッセージ

ふくしまゆみこ
「なぜだか突然降ってきた司会の大役。脱原発杉並、さすがに有象無象すぎ(笑)。杉並の方もそうでない方もぜひ遊びに来てくださーい!」

キレネンコ
「こういう集会はとかく退屈で通り一遍になりがち。私たち司会の役割は、そのつまらなさをぶっ壊し、これぞ杉並という集会にすることです。何が起こるか予測不可能!さあ前代未聞の集会の目撃者にあなたも」

脱原発・杉並宣言集会の直前会議レポート

6月2日(土)に開かれる「住民による脱原発杉並宣言」集会の直前会議「第6回実行委員会」を見てきた。

5月24日(木)の18時半から始まった。約20人ほど。はっきりとわかる特徴は・・・明らかに平均年齢が高い。たぶん60歳前後。しかし、その議論は熱い。まっこうから否定する意見も飛び出す。「今日は徹夜か?」とか笑いながら言ってる・・・マジなのか?

まず街頭宣伝の報告。チラシを5万枚刷った。一部は新聞折込や諸団体への配布だが、5000枚以上を杉並区内の駅頭で手渡し配布しているという。一箇所で200枚から500枚ほどが捌ける。十数か所で実施だ。すごい。特に杉並公会堂周辺へのポスティングもやるという。最後の駅頭配布は5月28日(月)午後6時から丸の内線方南町駅近くのスーパーサミット前だとか・・・うちの近所だ。見に行こう。

会議はどんどん進む。劇場(杉並公会堂)との打ち合わせ報告、プログラム確認、任務分担、などなど。出し物の変更なども即決。

さて、どんどん進むのには理由があった。この会議のメインテーマは集会で採択する「脱原発杉並宣言」の文章を決定することだったのだ。第一次草案がチラシに掲載されているが、推敲していく過程で、いろんな異論が出ていたのだった。第一次草案をA案とすると、B案、C案、D案が机上に乗っており、こうして欲しいを列挙した要望も二人から出ていた。・・・まとまるのか?

議論はヒートアップしていった。最も熱くなったのは・・・「この際、宣言を採択するのは止めてはどうか?」が出たとき。・・・すごい。脱原発杉並を凌ぐ掟破りだ!

「止める」というのは、「引っ込める」ことではない。今回は第一次案を提示し、採択せずに、みんなから意見をいただき、第二次、第三次と今後に繋いでいくというものだ。状況は常に変化しているので(再稼働の問題など)、それに対応していく、ということ。議論するメンバーも若い世代へと引き継いでいく、と。なるほどなあ、と思わせるものだった。

これに対する反論がどんどん出てくる。さすがに年齢的なものもあり、コトバは丁寧ではあるが、「それってどうよ」という明確な意思表示が続く。とは言え、全く同じ意見ではない。みんな微妙に違う。宣言の内容にも踏み込んで行く。やはり徹夜なのか・・・。

そうこうしているうち、全体の意見として、「表現は平易な文章で」「明るく軽やかに」という方向が定まって行った。・・・まとまるもんだなあ。方針が決まると、後は文言の問題だ。そこで、5人ほどのメンバーで宣言文決定会議を「パンフレット制作」リミットの5月30日に開く、ということが決定した。時計を見たら時刻は21時。絶妙だった!

いろいろ印象的な会議であったが、一番印象に残ったのは、メンバーの一人が杉並の商工会のメンバーで、「忙しくてなかなか参加できずにすみません」とあやまっていたことだ。杉並の商工会のメンバーには、明確に脱原発の意思を持った人がいるんだ。これってすごいことのような気がする。誇らしいことのような気がする。それとも普通のことなのだろうか・・・。

会議は無事、9時半に終了。おじさんおばさんたちは、会議後に会うと、ほんとうにおじいさんおばあさんに戻っていた。さっきまで、わーわーと元気に文句言ってたおばさんが、普通のおばあさんに変身していた・・・。同一人物とは思えない・・。変なことに感心している私であったが、機会があればustで中継したいものだ。知人は「ぜひ録画させろ」と言ってるし。

う~ん・・・杉並の潜在力は、ほんとうにすごいんじゃなかろうか。

6月2日(土)住民による「脱原発杉並宣言」集会は杉並公会堂にて、18時45分開演です。

主催:「杉並区住民による脱原発宣言」集会実行委員会

「脱原発杉並宣言」第一次草案

チラシから~

脱原発杉並宣言【第一次草案】

 2011年3月11日の東日本大震災の際に発生した福島第一原発の大事故は、今も収束することができず、多くの人々に放射能の影響を与え続けています。特に、放射能の影響を受けやすい子どもたちへの健康不安は、さらに大きくなっています。

 世界有数の地震大国であり、国土面積が狭いこの日本に、廃棄物の処理技術も未だ確立しないまま、54基もの原子力発電所を設置・稼働させたことへの、私たち大人の責任は重大です。

 これまで原発建設は、国と電力会社による、情報の隠蔽、一方的ともいえる情報の操作による「安全神話」を形成させながら、札束の力を借りて、過疎地に住む人々への強引な建設合意を迫って成り立たせたものです。またこのとき、建設反対の意思を表明した人々の中には、迫害され、抑圧されて無念の涙を呑んだ人も少なくありませんでした。私たちが使う電気エネルギーは、このような住民の犠牲と苦悩の上に成り立ってきたのです。

 今回の事故後に、「原発さえなければ」と壁に書き遺して自殺した54歳の酪農家、「もう子どもは産まない方がいいのでは?」と不安な思いを抱く若者。福島県民約十数万人の人々が、故郷を追われ、家族がバラバラになり、仕事も日常生活も大きな影響を受け、厳しい生活を強いられています。これらの人々の深い悲しみと絶望や不安に思いを馳せなければなりません。また、ウラン採掘から廃棄物処理までの全過程で関連作業に従事する労働者の被曝に伴う健康被害にも注目しなければなりません。

 そして、私たちは、「原発はもうたくさんです。原発に頼らない社会を一日も早く実現しよう!」と訴えます。快適さと便利さを追求し、エネルギーの大量消費の上に成り立たせてきた私たちの暮らしそのものも見直し、転換していくことを呼びかけます。

 原発事故からの甚大な被害を根絶し、自然を守り、子どもたちの世代に安全で安心できる環境をわたしていく義務と責任が私たちにあることを忘れてはなりません。世界の人々とともに手を携えて、原発は直ちにやめ、再生可能エネルギーへの転換を本格的に推し進めていかなければなりません。

原水爆禁止署名運動の発祥の地であるこの杉並から、以下のような脱原発杉並宣言を発します。

1 原発の新規計画を全て中止して、現在の原発の計画的廃炉の速やかな実現を図ります。

2 現在稼働を中止している、すべての原発の再稼働には反対します。

3 電気エネルギーへの過度な依存の暮らしを見直し、再生可能エネルギーを重視し、エネルギー政策の抜本的な転換を求めます。

6月2日開催 主催:「杉並区住民による脱原発宣言」集会実行委員会