■2004.02.02「エースをねらえ!」 テレビ朝日系木曜9時
第3回(全9回)1/29放送
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[00570]可哀想なTBS
【のび
】 02/02 00:15:33
金八先生からのデビューで、かつての「たのきん方式」でスターとして鮮烈なデビューを果たした上戸さん。しかし、その後上戸さんは「下げまん」として事ごとくTBSの主演ドラマ視聴率に関わってしまします。業を煮やしたTBS、面倒をみたかいもなくばっさりと手を引いた訳ですが、何と、テレ朝の「エースをねらえ!」がなかなかの評判で、視聴率は良いみたい。悔しがっているでしょうね?
そういう嗅覚にすぐれているのがテレ朝で、ウッチャンと某アナウンサーの不倫報道で、内Pを潰すか迷ったあげくに、テレ朝には看板のお抱えお笑いタレントがいないという事で泣く泣く起用せざる負えない社の事情が、いつの間にかテレ朝を代表する番組になっているからこれまた不思議。
今回のドラマ、アニメ、マンガと少し世代がずれているのと、少女マンガ系なので、噂程度でしか知らないのですが、かなり面白いんじゃないかと思います。スポ根ものって現代には通用しないんじゃないかと各局が敬遠してきたなかで、45周年の看板引っさげてわざわざ放送したあたり、ビジネスとして上手いなぁ、テレ朝!という感じが致しました。
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[00571]意図的な失敗作
【Dr.エクアドル
】 02/02 00:31:57
野平さん、アニメの方は見たことありますか? かなりイメージぶっ壊していると思いますが、また、そのぶっ壊し方がある意味楽しくて観てしまいます。アニメ、原作を知らない人がどう感じるのか逆に知りたいです。
どこでダメになっているかというと、お蝶夫人、藤堂さんたちのキャラです。実写だとこうもみすぼらしくなってしまうのか。原作はスポ根マンガですが、「アタック・1」みたいな浪花節とは違います。美をめぐる人間ドラマなのです。
お蝶夫人や藤堂さんみたいなテニスエリートの世界、「雲の上の人たち」に、素朴に憧れる普通の人岡ひろみがいつしかその人達と肩を並べるに至る試練の過程を描いているわけですが、そこにベルばらばりのゴシックな美意識があると思われます。「エースをねらえ!」はゴスマンガです。
だから、お蝶夫人達はただ者ではないオーラを放っていなくてはならない。キラキラしてなくてはならない。カジュアルであってはならない。
これが実写では難しいのだと思います。つけまつげをして、縦ロールで、「わたくし、よくってよ」みたいなしゃべりかたをすれば、それでキャラが立つってわけではないのです。キャスティングが甘いのか、演出が不徹底なのか、あれではただの毒電波を浴びた女子高生にしか見えません。
ようするに失敗なのですが、まあ、逆にそのマヌケぶりを楽しむってことになります。原作の本気のファンは怒ってるか無視でしょうな。でも、そもそも今時原作の本気のファンも少数だろうけど。
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[00572]キャスティング
【のび
】 02/02 00:55:46
そうなんですか? 「お蝶夫人達はただ者ではないオーラを放っていなくてはならない」という事なんですが、充分違和感があって面白いな?って僕なんかは思ったクチなんですが、宝塚ばりの気持ち悪さみたいな感じですかね。ベル薔薇とかって言うと。。。
違和感というか変な風に化学反応を起こしているのは、コーチを演じる内野さんでしょうね。彼は文学座のエースであります。(僕が思う文学座のエースは今井さんか内野さんです)NHKの朝ドラの「ふたりっ子」で将棋のプロとしてデビューした時は髪型は7、3で分けてました。しかも銀縁眼鏡でもういかにも根クラで、将棋を打つんですから本当に嫌な感じが出てました。
今回は、変なロン毛で登場し、エンディング間近に浴衣で日本酒を飲むあたりは何とも異様な気が致します。原作でも日本酒をあおっているのでしょうか?
設定は、大体忠実に描かれているみたいな事聞いたので、将棋を指したりとか「和」的な部分をマンガでどう表現されていたのかが気になります。(多分、あのタッチのマンガでそれはないと思うのですが。。。)
プロデューサーは演劇好きみたいですね。テニス部員に「大人計画」の方が出ていたり、先程の内野さんを起用するあたりは、観劇マニアとしては嬉しいなと思います。お父さん役も小劇場出身者ですし。。。
個人的なキャスティングならば、コーチはガクト(綴りが分からなくてすみません)、お蝶婦人は現役ギャバクラ嬢、主役は最近見ない知念リナさんなんかが悲壮感あって良いかなって感じです。藤堂はマンガで見た事ないのですが、ヅラで頭を補強したミッチ−ですね。お蝶婦人は「キャンディーキャンディー」を思い出させるルックスであります。
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[00573]どこまでドラマ化するか
【Dr.エクアドル
】 02/02 01:14:34
なるほど、確かに異様な感じはありますね。その「異様な感じ」をどう解釈するかですが、「こんなのありえねーよ」っていう感じを楽しむって点で言えば、あのマンガの世界をどう料理してもそうなるわけで、アナクロニスムを逆手に取っているわけで、失敗とは言い切れないですね。
今、原作を読んでも「ありえねー」って感じですが、リアルタイムでは、現実感とまではいかないまでも当時の夢見がちな少女には説得力のある世界観だったんだろうと思います。
ところで、原作のどこまでをドラマ化するのかが気になります。原作では、宗方コーチは不治の病に倒れ、その死後は何故か坊さんが後を継ぎます。そして、コーチの死にショックを受けた岡ひろみを滝に打たせたり、お寺のぞうきん掛けをさせたりして復活させます。そのあたりから試合の描写よりも生と死に関する講話が比重を占め始め、岡ひろみに敵意を燃やして乗り込んできた外人選手が大仏を観て癒されたりとか、奇妙なエピソードが現れます。ゴスマンガは仏教マンガの様相を呈していきます。
原作者の山本鈴美香は、「エースをねらえ」完結後、学研のオカルト雑誌「ムー」に「山本鈴美香の御神託メッセージ」の連載を開始し、最終的には「神山会」の教祖になります。「神仙会」ではありませんよ。「神仙会」といえば、「オウム神仙の会」ですが、「神山会」も、オウムと同様、修行中に死者とか出して大変みたいです。まあ、ゴキブリコンビナートやポツドール好きな人は「消えたマンガ家」読んでる人多いだろうからここでは言わずもがななんだろうけど。
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[00574]追加
【Dr.エクアドル
】 02/02 01:26:59
和的な部分は原作どおりです。書院建築についての蘊蓄をたれるシーンもあったような。坊さんは最初、お遍路みたいな笠かぶって出てくるので、もっと異様です。
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[00575]分りやすさ
【のび
】 02/02 01:28:44
話しは変わりますが、スポ根って分かりやすいですよね。見ていて、ハラハラする事はないけれど、こうなるだろうな?という視聴者の願望に対して見事に予想を裏切らない。これが、スポ根のいいところです。レギュラーに漏れた奴が嫉妬で虐めにかかるのも全然予想外でなく、むしろ当然の事として受け止める事が出来ます。この分りやすさが今回受けているんだと思います。予定調和こそがスポ根には大切です。
いじめの種類も大切です。やはり定番の下駄箱の靴(上履き)に画鋲、道具(ラケット隠し)なんかは、学園もののいじめを表現するうえで基本中の基本、お笑いにおける落語のような古典であります。お嬢様表現も、外車での送り迎え、1人だけ違う服装、家の広さを具体的に表す時のものさしとして、グランドピアノが使用される事、すべて基本に忠実に作られています。もしこれが、金持ち表現にへりコプタ−で登校ですとか、ピアノでなくてテルミンだとか、奇をてらっていたら視聴者とのコミュニケーションは崩れ、ここまで話題にはならなかった事でしょう。
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[00576]スポ根
【Dr.エクアドル
】 02/02 01:40:52
まあ、そういう定番の表現というか、ステレオタイプを正しくやっているところがこの作品(ドラマ、アニメ、漫画含めて)のいいところですね。漫画も80年代以降になると、ヘリコプターで登校したり、そういう「崩し」が現れ始めて、よくないです(高橋留美子とかにヘリで登校のイメージがある)。
野球漫画なのに主人公がなよなよしてたりね。やはりスポ根は70年代までですね。
「アタック・1」でもありますが、へばって横になっている人にボールを矢継ぎ早にぶつけて一体なんの効果があるのでしょう?
でも、そういうのっていいと思います。
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[00577]追加のレス
【Dr.エクアドル
】 02/02 01:48:09
僕も僕なりのキャスティング考えてみました。
お蝶夫人・・・叶姉妹のどっちか
藤堂さん・・・ガクト
宗方・・・かがたけしかかとうまさや
中年大集合になってしまいました。年齢設定むちゃくちゃですが、そのぐらい冒険してもよかったのではないかと思います。
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[00578]そろそろ時間なんで
【のび
】 02/02 01:58:18
すみません。そろそろ時間なんで。。。
今回のドラマには満足してます。 何かございましたら最後にお願い致します。来週のテーマと対談日時をお知らせ下さい。
「エースをねらえ!」が和的なものだとは知らなかったのですごく勉強になりました。言われてみると主人公は岡ひろみだし、コーチも宗方だし。。。 1部、洋ものだとばかり思ってました。ちなみにあのドラマのお父さんはヅラではないです。右髪を伸ばして頭頂部に持って来て、スプレーでがちがちに固めてます。役づくりとは関係がないのですが、ヅラだとばかり思ってる方も多いと思うので一応書いておきます。
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[00579]追加のレスのレス
【のび
】 02/02 02:01:05
カガタケシさんの顔をテニスボールにCG処理しても面白いですね。冒険レベルではなくなって来ますが。。。
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[00580]追加のレス
【Dr.エクアドル
】 02/02 02:09:27
「牡丹と薔薇」見続けてますが、今週はさらに激しい展開になってました。牡丹(真世)は、弟の学費を稼ぐために神保(実の父)相手に援交しようとするし、真世は心がすさんで毎晩レゲエ、パンク、フォーク好きを呼んで乱交パーティーしてるし、川上麻衣子は末期子宮がんだし、神保の会社はバブル崩壊で傾いているしで、めちゃくちゃです。
あと、唐沢寿明って一体どこから来たんだろう。って気になって・・・アイドルでもないし、バンドマンでもないし、モデルでもないし、妙に舞台役者臭いけど出身劇団とかきかないし、で、調べてみたんですが、87年にミュージカル「ボーイズレビュー・ステイゴールド」でデビュー。と、公式なプロフィールではなってるんですが、その時既に20代半ば、それ以前何をしていたのか調べてもさっぱり分かりません。一体何者なのか?知ってる人情報下さい。
あ、次回は「プライド」にしようと思います。月9ですね。前に月9は死んだと書きましたが、全然死んでませんでした。バリバリでした。キムタクで、野島です。でも、野島の特徴である「不幸に次ぐ不幸」みたいなのは全然ないです。もうそういうのやめたみたい。だからあまり面白くありません。面白くないのですが、これにします。
来週の同じ時間で。
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[00581]あ
【Dr.エクアドル
】 02/02 02:10:56
タイトル変えるのわすれた。まあいいや。
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[00582]さらに間違い
【Dr.エクアドル
】 02/02 02:18:37
真世は心がすさんで→香世は・・・
どっちがどっちだかわからなくなってきた・・・
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[00583]了解です
【のび
】 02/02 02:19:39
月9ですね。最近、事故が起きた話題のドラマ。多分、今日のはその前に既に収録されているんですが、観てみます。
唐沢さんは、小劇場系じゃないですかね? バイトで仮面ライダーショー(デパートの屋上とか)で生活してた話しは有名です。キヨモトマサキさんとかと仲が良いんですよね。
薔薇と牡丹は大傑作ですね。ゴールデンでなくとも頑張れる!!という制作者サイドの意地が見られます。これ見たさに会社を辞めたくなる毎日が続いております。(夜ビデオでも雰囲気違うんだよなぁ)主婦が凄くうらやましいです。
それでは薬を飲んで寝ます。遅くまで有難うございました。おやすみなさい。
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