あの飄々としていて暖かい“おみやさん”が、1年ぶりに帰って来る。2002年5月から放送した渡瀬恒彦主演の『京都鴨川東署迷宮課・おみやさん』の第２弾。刑事のようで刑事でない、資料課の閑職の警察官が、“お宮入り”の事件を解決するシリーズ。今シリーズでは、前回のストーリーの基本だった“時効寸前”というキーワードにはこだわらず、事件そのもののサスペンスと、主人公とゲストの人間ドラマに重点を置くという。共演は櫻井淳子、七瀬なつみなど。村川透、和泉聖治などが交互に監督。

第６話（全10回）5/22放送

　おみやさん（渡瀬）のただ一人の部下の洋子（櫻井）がかつて通っていた女子高で校長が殴殺された。歴史ある校舎の取り壊し問題でもめていたとか。また、この学校で12年前に起きた生徒失踪事件はおみやさんも担当しており、その失踪生徒は洋子の級友だった。ゲストは吉野きみか（ひらがなになったのね）。

　遅れてすみません。今から開始致します。

　最近、TVで話題になる刑事ものが少なくなったんで、「おみやさん」をチェックしたのですが、土曜ワイド劇場の２時間ものを更に、強引に１時間に縮小した印象を受けました。今回は、犯人が最初の５分で登場して、見る側が、ただ、その過程を見て行くという実に単純でハラハラもせず、水戸黄門の印篭を待つがごとく画面の前にいただけでした。良いのでしょうかね？２０時台という事で、伝えるべきもの、視聴者のターゲットも違って来るとは思いますが、あれで本当に良いものか疑問です。

　たしかに「水戸黄門」ですね。刑事課長に邪魔者扱いされている冴えない窓際に見えて実はキレ者という設定も。そしてとってつけたようなハートウォーミングな味付け。リアルタイム感のないドラマですね。

　犯人探しなら、名探偵コナンの方がよっぽど難しいし、子供が難しい謎ときをしているというのに、大人の視聴者を馬鹿にしたところありますよね。２回に分けるとかしないと、あれではプロセスが全く映ってないので、度胆を抜かれてしまいます。
　いきなり、犯人だと決めつけて最初から事情聴取とか、いくら過去があるにしても、それを先に伝えてくれていないと明らかに、こいつが犯人だ！！となるし、本当に他に怪しい人が１人も出て来なかったのが、逆に信じられません。
　水戸黄門でも、伏線は一応張りますし。。。

　これもマンガが原作ですね。マンガ原作多いですね。石ノ森章太郎なんですけど、一応訊きますが、読んだことありますか？

　確かに、番組の最後のエンドロールに石ノ森先生の名前がありました。残念ながら見た事がないです。
　原作でなく原案みたいな感じだったと思うので、マンガにはなってないかも知れないです。（間違っていたらごめんなさい）

　そうなんですか？調べたら単行本が出てたような・・・

　いや、「ホテル」もそうなんだけど、石ノ森って大人向けに書くと、「渋くキメてみようとしました」みたいな形跡はあるんだけど、実際読むとチープ極まりないイメージがあって、それで訊いてみたのです。確かにミステリーとしは煮ても焼いても食えない感じがありますね。推理も強引！
　一番笑ったのは

「アジサイの色が違う場合、土壌が酸性になっている。土壌を酸性にさせるものといえば・・・例えば・・・死体！」

　ふざけてるんでしょうか？
　校長先生を殺していながら死体の埋め直しもしないし・・・大体快楽殺人者並に簡単に人を殺しすぎです。そんなに簡単に殺しといて（親友も殺しかけた）、最後は彼らもかわいそうみたいなシメ方してて。

　どう考えてもサイコだろ！

　単行本出ていました。知り合いから電話が今ありました。本当にすみません。（消去したいところですが、リアルタイムが売りなので、残しておきます。今後気をつけます）
　京都鴨川東署迷宮課がTVで、原作は迷宮課刑事だそうです。
　このドラマの宣伝文句はコンセプトは事件そのもののサスペンスと、主人公とゲストの人間ドラマに重点を置いて、よりパワフルなシリーズに仕上げていくという事なんですが、紫陽花の色が違えば、そこに死体がある！！なんて発想自体がミステリーで、逮捕してほしいですね。主役を。。。

　ホテルとかもそうですけど、ゲストによる視聴率の影響についてはどう思われますか？後、チョイスなんかも伺えればと。。。

視聴率	ゲスト
12.0	沢田亜矢子
8.5	河相我聞
10.0	河原さぶ
11.2	相田翔子
12.0	美保　純
10.1	大寶智子
8.9	平　淑恵
10.2	未　　唯
9.6	荻野目慶子
２００３年版
14.7	東ちづる
10.4	多岐川裕美
11.7	かとうかずこ
12.7	根岸季衣
12.0	秋本奈緒美
7.3	吉野きみか
03/5/29（来週 加藤貴子）

　沢田亜矢子や東ちづるだと高くて、河相我門や吉野きみ佳だと低いんですね。視聴者の年齢層が伺われます。作り手の方もかなり高いんじゃないでしょうか？演出の村川透氏は70才ですね。
　村川透なんて、70年代は日本を代表するハードボイルド監督だったはずなのに・・・

　そうなんですよね。このドラマに関しては、見せ場がもうゲストなんですよ。水戸黄門までは確立されたスタイルではないし、話もアニメ以下、そうなるとゲストしかみどころがなくなってしまう。
　ただ、このドラマで結婚に結びついた櫻井淳子さんの影響すら数字に出て来ない。これは本当に、ドラマ番の『徹子の部屋』と言えるのではないでしょうか。

そしてそのゲストも熟年向けであると・・・

　本当は、得意の時代劇をテレ朝はやりたいのではないのかな？って思うところがあります。
　昨年の九月に「暴れん坊将軍」が打ち切りになりましたよね。僕にとって、信じられない事件だったのですが、本来、テレビ朝日の株主には東映がついていて、必ず時代劇を放送するのがルールだった。でもここ最近視聴率がとれない、やむなく終了、でも、刑事ものならまだ希望が持てる！　そんなところじゃないですかね、僕の予想ですが。
　しかし、はぐれ刑事もあるのにこれじゃあ、どっかの選挙と同じであり、共倒れになりかねない。土曜ワイドとはぐれ刑事、おみやさんと凄い刑事ラッシュ。おまけに平日２２時台はニュースステーションの枠があるから、刑事好きが多いのでしょうか？局内に。。。不祥事続きの職業のドラマにメリットがあるとは思えません。

　はぐれ刑事も人情モノですね。
　熟年向けは熟年向けでも、もう少しハードボイルド感を強めて渋くキメるとか、渡瀬さんのご兄弟が軍団を組んでやってた「大都会」「西部警察」みたいなスペクタクルがあるとかすればもう少し好きになれたかも知れません。
　でも、もうそんな刑事ドラマをとる時代じゃないのかも。
　実は切れる窓際という設定をさっきは「水戸黄門」とか言ってしまいましたが、その設定のままでハードボイルドにも出来たんだろうけど、いかんせんそうなってない。
　ちなみに今名前を挙げた刑事ドラマ全部村川透ですね。日本の刑事物は村川透とともに老衰していくんですね。

　確かに西部警察は今でも僕は凄いと思うのですが、時代ですかね。銃が簡単に入手出来る時代になったとたん警察の魅力はなくなったと個人的には思います。
　届かない職業、それがキムタクのパイロットであり、ツマブキさんの医者であり。。。。
　刑事ものはもう人情路線しかないのかも知れませんというのが僕の結論です。エクアドルさん、何か他にあればお願い致します。次回の番組タイトルもそろそろお願いして良いでしょうか？

「ブラックジャックによろしく」
「おみやさん」
と、マンガ原作モノが続きました。もう飽きたでしょう。

　と、言うわけで次回は「動物のお医者さん」！

　了解です。僕はこの漫画を４年前の入院時にずっと読んでいたので、楽しみにしてます。ちなみにOL銭道っていうテレ朝のドラマも青木雄二が原作ですから、何か流行ってるんですかね？
　都合がまだ分からないので、また後日、書き込みをするという事で。。。。。
　有難うございました。

　では、おやすみなさい。