2005年6月第2週

■6月5日(日)

 次男の少年野球の練習試合を観に、妻と共に早朝から車で相模湖球場へ(次男はもっと早く、チームの車で先に出発)。朝9時からの試合だというのに、出発が遅れ、9時過ぎて到着するが、前夜の雨でぬかるんだグラウンドの整備に時間がかかったとかで、なんとか開始時間に間に合う。この日も晴天で、また日に焼けるかと思ったが、バックネット裏の観戦席は屋根があり、日焼けは避けられる。山の中腹の自然公園の一角にある大きな球場で、なかなか気持ちいい。

 この日の次男は、ずっと定位置のファーストを守り、打順は一番。初回からヒットを放ち、2回目の打順では3塁打も! 試合の方は、相手チームが先行するが、追いついたり、逆転したりしながらも、再逆転され、結局、負けてしまう。

 第一試合終了後、私は夜の飛行機で福岡に戻るため、みんなに挨拶をして妻と共に先に帰らせてもらう。帰り路の途中、津久井湖畔の見晴台で弁当を広げ、ピクニック気分で昼食。また、津久井煎餅本舗というところで、福岡校へのみやげとして、その辺りの名物で、内閣総理大臣賞も受賞したという“ブランデー煎餅”と“ワイン煎餅”を買う。これが本格的にブランデーやワインの味と香りがして、なかなか不思議な逸品! ただし、アルコール度高し。

 家に戻り、荷物の整理をし、5時過ぎには家を出る。羽田にはちょっと早く着いたので、空港内を探索。しかし、空港内のレストランて、どうしてどこもあんなに高いんだ。あまりおいしいとも思えないし。きっとテナント料が高いんだろうな。腹は減っていたが、とても食べる気にはならず。福岡に帰れば、24時間営業のスーパーで安くておいしいものが食べられるんだから。というわけで、7時55分羽田発のJAL機で、一週間ぶりに福岡に戻る。

■6月6日(月)

 福岡校にて通常授業再開。私の代わりに福岡校に来ていた大阪校の武田先生(お会いしたことはないんですが)が、私がいない間、私の机やパソコンを使ってもらっていたことへのお礼メッセージに、「壁紙に癒されました。私も大阪に戻ったら癒される壁紙にしたいと思います」と書いてある。私のパソコンの壁紙は、学校も家も実家もみな、チョン・ジヒョンの美しい写真! 確かに癒されます。

■6月11日(土)

 福岡での久しぶりの休み。昼間、家の掃除をしながらテレビを観ていたら、なんと映画『ラスト・プレゼント』が放映されていて(韓国のオリジナル版)、観てしまい、やっぱり泣かされる。ついでに、夜放映された、日本でのリメイク版のドラマも観てしまう。テレビで日本のドラマを観るのは久しぶり。ほとんど、オリジナル版と同じ進行で(キャスティングも、陣内孝則とクォン・ヘヒョとか、似ている人を選んだのかなぁ)、チョ・ソンウの音楽まで使っていたのには驚いたが、やっぱり泣いてしまう。この日(と翌日)、小倉の北九州芸術劇場で『その河をこえて、五月』の公演があり、平田氏や小須田氏とも小倉で飲みたかったのだが、翌日、体験入学があることもあり、観に行くのは断念する。初演も好きだったので、観たかったんだけどなぁ。ホビロン氏、すまん!

■6月12日(日)

 体験入学。この日の声優のゲストは宮村優子さん。会うのは3回目ぐらい。「元々、舞台をやりたかったんだけど、いつのまにか声優として売れちゃった」とかで、他にもアブナイ(正直な?)発言が多く、ますます彼女のことを気に入ってしまう。だって、声優を志そうとしている参加者たちの前で、「声優という仕事ばかりしているとストレスが溜まって、精神的におかしくなる」とか、「声優は虐げられてる」とか、「アニメファンが観るアニメにだけ出るような声優にはなって欲しくない」とか、「声優の世界はいろいろ傷つく世界だけど、みんな傷ついて大きくなってるから大丈夫」とかいってくれちゃうもんだから、私はドキドキしながらも、なんかうれしくってしようがなかったです(笑)。現在9ヶ月になる娘の母親としても、「昔は、自分で自分のことをかわいいと思ってたけど、もう、娘の天然のかわいさにはひれ伏します」だそうです。昔から周りに「生意気」といわれてたらしいですけど、これからもずっと生意気であって欲しいなぁ! なんか、昔の前川麻子女史と通じるものを感じてしまったんですけどね。あ、もちろん、いい意味でですよ。

 というわけで、最後の方はいつもの調子に戻りつつある、今回の乾坤でした。今週は、美輪さんの『黒蜥蜴』を観に行ったり、1年の学生たちとの交流会(ボウリングと飲み会)があったりします。で、来週は福岡演劇のひろばのオフ会と、またまた体験入学があります。あぁ、夏もアッという間にやってきそうですね。

(2005.6.14)
(つづく)


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