2005年5月第2週

 またまた競馬の話からですいませんが(競馬自体はここんとこ一ヶ月ばかり御無沙汰ですが)、先週の13日の金曜日、大井競馬場(昔は私もナイター競馬によく行きました! これに関して、すごい裏話があるんですが、それはまたの機会に、って前に書いたかなぁ……)で、1300万390円という公営競技史上日本最高の配当が出ましたね! なんたって、100円が1300万円ですからね。13万倍? う〜ん、宝くじ並ですね。しかも、宝くじみたいに運じゃなくて、自分で選んで買うわけですから。といっても、買ったのは一人だけ、それも一票。後楽園の場外で買った70歳代の男性だとか。その人は出目で購入したそうですが、実は私も昔、知り合いからもらった出目表というので馬券を買ってたこともありました。まだ枠連しかなかった頃ですけど。まぁ、出目というのも、いろんなやり方があると思うんですが、私が持ってたのは、何頭立ての時は、軸を何枠にすると、ヒモ(連勝複式の相手です)は何枠が出やすいというもので、軸が当たらないとどうにもならないんですが、これが当たった時は意外な配当が取れたりして、確か枠連でも万馬券を何回か取ったことがあったような気がします。でも、結局、ただの運任せのギャンブルになっちゃって、好きな馬や騎手を応援するというおもしろみがなくなってしまうので、やめちゃいましたけどね。私はやっぱり自分が予想して選んだ馬や騎手を買いたいです。そういえば、1ヶ月ぐらい前に福島競馬で1000万円馬券が出た時は、その人は360通りの馬券を買ってたそうですが、1300万を当てたこの人は、いくらぐらい馬券を買ってたんでしょうねぇ。そのうちまた、テレビのワイドショーでやるかな。

 ところで、今週末はオークス、来週末はダービーと、競馬界は春のクラシックのGTが続きますが、予想はもうよそう! というわけで、やめときますね。いや、今週のオークスが当たったら、来週また、予想コーナー復活させようかな……でも、ダービーはディープインパクトで決まりでしょうけど。

 さて、話はガラッと変わって、15日の日曜日、九州は朝から晴天でしたが、そんな中、朝の5時半に起き、6時半には福岡を出発して、一路、宮崎へ向かいました! 去年は長崎と大分と佐世保に行った、学院のアトフォーラムという出向説明会です。宮崎といえば、ジャイアンツのキャンプとシーガイアで有名ですが(いや、もっとあるんでしょうけど、とりあえず知っていたのはそれぐらいなもんで、すいません)、実は、土曜日に前乗りで行って、焼酎をやりながらおいしいものでも食べたいなぁと思ってたんですが、他の学院の仕事が終わらず、結局、土曜日は夕方まで家で仕事をしていて、前乗りで行くことが出来なくなってしまったんです。初めての宮崎だったんで、ゆっくりしたかったんですけど、残念です。しかし、日帰りとはいえ、宮崎の雰囲気は味わってくることが出来ました。

 福岡を出て、九州の真ん中(というより西寄りですが)を北から南に横断している九州自動車道をずっと南下し、宮崎県に入ってえびの市のえびのジャンクションで左に折れ(右に行くと鹿児島に行きます)、霧島屋久国立公園を右にして宮崎市内に入ったのは午前10時過ぎ。途中で2回PAに止まって、約3時間半のドライブでした。高速を下りて、まず目に付いたのは、道路の中央分離帯に並んで立っている高いヤシの木。これはワシントニアパームという種類のヤシの木だそうで、これがすでに南国・宮崎を象徴しているように思ったんですが(実は、福岡の大博通りの中央分離帯にも、なぜか植わっています)、車を会場のホテルに置き、準備をしてから街中に出て、日差しの強さがまるで違うことに気がつきました。太陽が近いというか、ジリジリと照りつける感じなんです。ここではっきり、やはり宮崎は南国なんだなぁ、と思いました(沖縄やハワイに降り立った時の感じです)。

 で、昼食に向かったのは、何回か宮崎に来ているアニメーター科の柳瀬先生お薦めのチキン南蛮の店。そうなんですよ、今では、ほか弁や居酒屋のメニューにもなっているチキン南蛮ですが、発祥の地は宮崎なんだそうです! 知ってましたぁ? その元祖の店、“おぐら本店”(チェーン店はいろいろあるようです)に行って来ました! 47年前に当時の店主が、長崎の魚の南蛮漬けをヒントに考え出したそうです。いやぁ、うまかったぁ! 元々、地鶏がおいしい宮崎ですし、自家製のタルタルソースが絶品! なかなかボリュームがありましたが、ガツガツ食べてしまいました! 食べたのが昼間で、その後、アトフォーラムがあったので、ビールが飲めなかったのがホント残念でした。これはビールに合うと思いますよぉ。値段はライス付で950円でした。

 で、アトフォーラムが終了したのは3時半。それから片付けをして、4時過ぎにはホテルを出ました。その後、また何を食べようか、みんなで相談した結果、ボリュームのあったチキン南蛮がまだお腹に残っているということで、さっぱりと、うどんを食べようということになりました(名物の冷や汁も食べたかったんですが)。行ったのは、釜あげうどんの店・重乃井というところでした。実はここも宮崎の名物店で、外見も中も古い造りの店なんですが、長嶋元監督はじめジャイアンツの選手たちは宮崎に来るとよく寄るという店で、他にも芸能人がいっぱい訪れ、店内にはいろんな人の写真が壁一面に飾ってありました。肝心のうどんの方も、麺自体はちょっと細めで、硬過ぎず柔らか過ぎず、ちょっと白く濁っている茹で汁に入っていて、コクのあるつけ汁につけて食べるんですが、これもおいしかったです! 残ったつけ汁は、茹で汁に入れ、飲み干します。この時はアトフォーラムも終わってたんで、ビールをちょっと飲みながらだったんですが、もう、幸せでした! ジャイアンツもなぁ、昔のジャイアンツは良かったんだけどなぁ……そんな思いに浸れるサインや写真が店内にいっぱいありました。

 というわけで、仕事も終わり、お腹もいっぱいになって、近くにあった宮崎物産店でいくつかおみやげを買い(今月末に神奈川に帰る時に、いつも福岡のみやげばかりじゃつまらないだろうと思い、実家へのみやげを買ったんですが、宮崎名物っていろいろあるんだということがわかりました! ぜひまた、ゆっくり来たいですね)、九州自動車道を北上し、福岡に戻って来たのは夜の9時。途中、熊本のパーキングエリアで、熊本名産、創業400余年という老舗・園田屋の“朝鮮飴”というのを見つけ、思わず買ってしまいました。熊本なのに、何ゆえ“朝鮮飴”なのかというと、慶長の朝鮮役に出陣した熊本城主・加藤清正が兵糧として携行した長生飴が大いに役立ち、帰国後、その飴を珍重したそうで、最初は高麗飴と呼ばれていたのが、朝鮮飴になったそうです。もち米で作った水飴が四角くなっていて柔らかく、おそらく固くならないように片栗粉をまぶしてあるもので、なかなか美味でした。あまり甘くないし、ひとつ食べ出すと、後を引きますね、これは。

 学院で片付けをしてから家に戻り、自分のために買ってきた地鶏の炭火焼をつまみに一杯飲んだら、その日は早起きだったこともあって、すぐにバタングーでした。

 で、翌月曜日には、いよいよ今週の水曜から始まる声優科の夜間部、夜間アート専科のオリエンテーションと入学式、のようなものがありました。これがなかなか、わたし的には、おもしろそうなんですけどね。5月生の人数は20人ほどなんですが(二ヶ月毎に新入生が入ってきます)、現役の大学生もいるし、働いている人もいるし、主婦もいるし、フリーターもいるし、インドネシアの人もいるし、16歳の高校生もいるし、と、まるで、あの『HR』のような感じ! いや、あんなにいろんな人はいないし、ああなったらちょっと困っちゃうけど……でもまぁ、昼間とは全然違います。これにさらに、いろんな職種や年齢層の人が来たら、楽しくなるだろうなぁ……夜間アート専科は毎週水曜日の6時半から8時半までで、結構、私が担当することになったので、興味のある人は、ぜひ代アニの福岡校まで来てみて下さいな! 年齢制限も職種制限も国籍制限もはありませんから! ただし、昼間と同じように厳しくやっていきますよぉ、って別に代アニの宣伝じゃなくて、個人的に楽しくやりたいだけなので、よろしくです! そういえば、イ・ナヨンとチャン・ヒョクの『英語完全征服』の英会話スクールも、いろんな職種の人がいておもしろかったなぁ。そのうち、授業の後、みんなで飲みに行けたりすると楽しいけど。それと、そういういろんな人たちでの公演もね!

(2005.5.18)
(つづく)


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