■中野に新たな市民サークルが誕生!!
5月13日(日)に中野で全く新しいコンセプトを持った市民サークルが誕生した。その名も「脱原発中野も」だ。活発な活動を行っている「脱原発杉並」に刺激を受け、「我々の中野区でもやりたいよ」という声に押される形で第1回集会が5月13日に開かれた。激論の末、会の名前と、デモをやろう、被曝の問題も採り上げよう、などが決められた。あくまでサークル活動の一つでデモや線量調査や映画祭やコンサートを開くという。
■7月28日(土)に第一回パレード決行!
「脱原発中野も」では、第2回集会(5月29日)において、7月28日(土)に中野駅周辺でパレードを行うことを決定した。計画では、高円寺界隈で行われている「原発やめろデモ!!!!!」を凌ぐ大規模デモを目指すという。DJカーやバンドカー、カラオケカー、お笑いカー(軽トラックの荷台で脱原発漫才をする)、ライブペインティングカー(軽トラックの荷台で移動しながら巨大な絵を描く)などの車輌企画のほか、コスプレ隊、パフォーマンス隊、ドラム隊、シュプレヒコール隊、キッズ隊、ダンス隊、などの隊列企画もたくさん挙がっている。その他、地元商店街での関連イベントや脱原発映画祭やデモコース線量調査なども計画中だ。
■「デモ割」が中野に飛び火!
脱原発杉並が開発した話題の「デモ割」が中野でも実施される。
5月18日の東京新聞朝刊一面で紹介された「デモ割」は、デモに集った多くの人々を地元商店街へ呼び込む作戦だ。杉並デモ参加者の一人が、「デモも好きだが地元も好き」なので、お金の流れも地元に還元したい、と企画した。「デモに参加したこと」を証明すれば、割引サービスやドリンク一杯無料などの特典を受けられる。
杉並のデモでは4000人~5000人の人が阿佐ヶ谷・高円寺に集った。デモ終了後、居酒屋へ直行という人も多いが、そのまま帰ってしまう人もいる。「割引がある」というのと、その店に行けば「デモ参加者に会える」というメリットがあれば、人々を商店街に引き止めることができるのでは、という発想だ。実際、5月の杉並デモでは20店が参加し、多くの店が大賑わいだったそうだ。「次のデモはいつ?」と聞いてくる店もあったとか。デモと商店街の関係が杉並では劇的に変化しつつあるようだ。
「脱原発中野も」によると、7月末のパレードが決定した直後から、「デモ割営業」を開始し、すでに数軒の店が名乗りを挙げているという。阿佐ヶ谷・高円寺に続く中野・東中野、さらには西武新宿線沿線にも広がりを見せている「デモ割」が、今後大きく注目されることになりそうだ。